赤塚高仁ブログ「これでいいのだ!」

伊勢の風を感じるとき

2012年05月20日

 ワシの親友で、修養団の寺岡賢という男前がいます

今日は、彼の講演会が東京、代々木の修養団本部で300人もの聴衆を集めて開催されます。

ワシは、歯科医・・・ちゃう、視界・・これ、 司会を頼まれて、彼の講演前に出ます。

2時間の講演ですから、ワシが3分くらい・・・賢さんに残して、能書きたれてこようかしら

 

 日本とイスラエルの架け橋となって、天に帰ってゆかれたロケット博士、糸川英夫先生は、

「日本が真に仲良くし、学ぶべき国はイスラエルである。」と言い続けられました。

その縁あって、ワシはイスラエルをこれまで11回訪ねています。

 

 イスラエルと言う国は、2000年前にローマによって滅ぼされました。

ユダヤ人は、流浪の民となって、世界各地に散らされたのです。

しかし、1948年5月14日 イスラエル国は再び建国宣言をし、ユダヤ人国家ができました。

人類史上、類をみない奇跡といえましょうか。

 

 ユダヤ人の友人は、ワシにこう言います。

「民族の歴史を忘れた民族は、必ず滅びる。」と

 

 あるとき、日本にきたヘブライ大学の教授を伊勢神宮に案内した時のこと。

彼は、敬虔なユダヤ教徒でもありました。

神宮の御敷地を歩いていると、彼はこう言いました

「我々は、エルサレムの神殿に行くが、そこは西の壁(嘆きの壁)だけが発掘された、遺跡だ。

しかし、この伊勢の宮は今も生きている神の宮ではないか。

日本人は、無宗教で信仰をもたない民族だと思ってきたが、それは違うとわかった。

2000年も生き続ける宮を持つ、本当の信仰が日本にあった。」と、涙を流されました。

 

  魚に水が見えないように、

    鳥に空気が見えないように

      日本人に日本が見えないのかも知れません。

 

あまりに当たり前すぎて、感謝不足になる時、ワシらは大切なことを忘れてしまいます。

 

今日の寺岡賢さんの講演会、聞きに来られたおひとりお一人の心に伊勢の風が吹きますように。

そして、日本人としてのスイッチが、オンになりますようにと祈ります。