神話に学ぶ日本の心
2012年07月04日
産経新聞に新しい連載が始まりました。
古事記編纂1300年、神話に学ぶ日本の心です。
第一回目の今日は、イザナギ、イザナミの物語。
天の浮橋から、鉾で海をかき回し、滴り落ちる滴が日本列島になったという国生みの神話。
イザナギとイザナミが出会い、結ばれる場面では
「ワシの身体で余ってるところがある」と、イザナギがいうと、
「わたしのカラダで足りないとこがありますの」とイザナミが言います。
「あなたの足りないとこに、ワシの余ってるとこを差し込んで、一つになろう」
まあ、ロジカルではありませんが、澤田先生の大好きな世界ですね、これ。
実は、この場面の前に、二人が出逢って、声をかけあうシーンがあるのです。
「あなにやし、え、おとこを」
なんてステキな男性なんでしょ、とイザナミが声をかけると
「あなにやし、え、おとめを」
イザナギが答え、交わり、子どもが生まれるのです。
それが、ヒルコ、グジャグジャの奇形児。
大神様に二人が相談にいくと、女が男に声をかけるのは良くない。
それで、もう一度やり直し。
「あなにやし、えぇおとめを」と、イザナギ。
答えてイザナミ、「あなにやし、えぇおとこを」
そして、まぐわい、美しい日本の国が生まれました。
神話からつながる天皇を中心として、建国以来2672年途切れることなく続く世界でひとつだけの国、日本。
古事記から1300年。
神話は、事実である必要はありません。
大和民族にとっての真実だからです。
日本のため、愛する祖国のためにワシにできること。
顔晴って仕事して、金くらい儲けて、税金いっぱい国家に納める。
そして、能書き垂れて、神話と教育勅語を語り伝えるの。