赤塚高仁ブログ「これでいいのだ!」

和をもって貴しとす

2013年01月02日

 聖徳太子のこの言葉が、お正月にふっと思い出されました。

125代続く天皇さまの中で、最初の女性天皇、推古天皇に代わって政治を行いました。

33代推古天皇の甥に当たったのですが、素晴らしい政治家だったそうです。

当時の最強国、隋に使節を送り、進んだ制度や文化を導入しました。

しかし、独立国として中国と対等の国だという気概をもち「日が昇る国の天子から、日が沈む国の天子へ、いかがお過ごしでしょうか」なんて手紙を送ってます。

すごいです、カッコイイですね。 今の政治家に学んでもらいたいですわ。

しかも、17条憲法

1・和を尊び、人にさからい、そむくことのないように。

2・仏教を大いに尊重しなさい。

3・天皇のお言葉には、必ずつつしんで従いなさい。

4・役人は人の守るべき道をすべての根本とせよ。

5・私利私欲をすてて、公平な裁判をせよ。

6・悪をこらしめ、善をすすめよ。

7・人は各自の役割を果たしなさい。

8・役人は朝早く仕事に出て、遅く帰りなさい。

9・すべてのことにウソいつわりのない真心を根本とせよ。

10・考え方の違いで人を怒ってはいけない。

11・功績があれば賞を、罪を犯したら罰を正しくあたえよ。

12・地方官は人民から税をむさぼり取ってはいけない。

13・役人は各自の職務の内容をよく心得なさい。

14・役人は他人をうらやみねたんではいけない。

15・私心をすてて公の立場に立つのが、君主に仕えるもののつとめだ。

16・人民を使って物事をさせるのは、忙しくない時を選べ

17・大切なことはみんなとよく議論して決めなさい。

 

  昔は、古くて劣っているものだと、いつの間にかワシらは洗脳させてしまっているようです。

歴史を取り戻し、ワシらは一人一人、日本人として生まれ変わる時が来たのかも知れません。

日本の正月だから

2013年01月01日

  新年あけました。

今年も一年、目一杯走り抜けられますように。

何よりも大切な健康を大事にして参りましょう。

日本にとって大事な年が、始まりました。

 

鏡餅、おせち料理、様々な御先祖様から伝えられてきた日本の歴史が込められた伝統です。

例えば、鏡餅に乗っかっているだいだいは、家が代々栄えるように。

餅の下に敷いてあるうらじろ、裏を返しても心は白い、夫婦円満の象徴です。

ゆずりは には、良縁を子孫に譲り、家族の繁栄を祈る意味が在るそうです。

 

 歴史とは、民族が民族であるための共通言語、はるか昔から今日まで、その中に「いのち」を感じながら営々とご先祖様が歩いてくださった道です。

そして、その道をワシらも歩いています。

歴史とは、英語でヒストリー、語源は、ヒズ ストーリー・・・彼の物語、すなわち神様の物語。

そう、神話のことです。  神話を共有することが民族を民族として成り立たせる道なのですね。

ところが、日本で神話というと、ギリシャ神話、旧約聖書なんかが思い出されます。

でも、日本人にとって、1300年前に書かれた「古事記」こそ、クリスチャンの「聖書」に匹敵する本だと思えます。

そんな民族の背骨とも言える本なのに、ほとんどの日本人が古事記を読まない。

どうしてでしょうか?

 

 昭和20年、戦争に負けると占領軍は、「古事記」は「科学的でない」、「軍国主義を招いた有害図書」として排除しました。

そして、教育から神話を取り去りました。

 ドイツの歴史学者ランケは、「その民族を滅ぼすには、まずその歴史を抹殺し、次に別の歴史を作ってこれを信奉させることだ」と言ってます。

イギリスの歴史学者、アーノルド・トインビーは、「12,13歳くらいまでに民族の神話を学ばなかった民族は、例外なく滅んでいる」、また、

「人間から歴史を取り去れば、その人は動物以下になる」とも言っています。

ユダヤ人の友人も「歴史と、民族心を失った民族は、必ず滅びる」と言いました。 一度国が滅び、再び建国した民族の言葉は重いのです。

 

 建国以来2673年の歴史を持つ、世界最古の国・日本のことに心寄せる正月でありたいものですね。

 

今年は、伊勢の式年遷宮、変わり目のとき

歴史を取り戻しましょう