エネルギーという視座
平成31年1月も5日目となりました。
いつもなら今日から会社を始めるのですが、
土曜で明日が日曜なので、社員さんに少しゆったりしてもらおうと、
月曜、7日からの会社始まりとしました。
私は、今日は京都に向かいます。
兄弟、出路雅明が10年前に始めた「LIVE PEPフォーラム」が終わり、
10年の集大成として集いと同窓会ともいえる懇親新年会が開催されるのです。
その講師としてお出逢いいただいたのが、
岩田静治先生でした。
ユング心理学を「行動科学」として、実際の現場で使えるように進化させた、
岩田静治先生は私の恩師です。
5年間個人セッションを受けるため、
毎月滋賀県比叡山にある静治先生の研究所に通いました。
そこで得た
「エネルギーという視座」は私の人生で大きな財産になっています。
いまも聞こえる、静治先生の声・・・
「高仁さん、先ずは思いきって自分を許すんや。
今日までのあんたの一番の功績は死ななかったこと。
よく生きてきてくれた。
そして、
今日からのあんたの仕事は生きることや。
思いきって自分を許してごらん。
そして人を許す。
そして自分も人も祝福し始める。
そうしたら過去でもなく、未来でもない「今」を生き始める。
これができたらな、いや、これをやれば、誰でもじゃじゃ漏れに「浪費されてたエネルギーを取り戻して、
新しい人生のシナリオを生きていくことはほぼ確実に保証できるで。
驚くべきエネルギーが頭から全身に流れ始めるんや。
カオス、つまりエネルギーの混沌が自らの中に発生し始めて、
生きる力が自然と湧いてくるようになるようにできてるんや、あんたは。
そこから生まれてくる新しいシナリオは、高仁さん、あんたの予想や期待を遥かに超える内容や。
せやけど、
それはいつ起こるのか、予測はできへん。
神様は私達のような時計をもっておられへんからね。
要はそのような出来事が起こりうることを信じられるかどうかや。
けど、
高仁さん、
あんたが信じようが信じまいが
神さまはあんたを信じてることは疑いようもないけどな。」
朝10時から、夕方6時近くまで
世界的な心理学者である岩田静治先生との一対一の時間。
先生に向き合いながら、自分の闇を見据える時間でもありました。
もう逃げ出したいと思ったことも2度や3度ではありません。
「高仁さん、
あんたは自分の性格は変わらんと思い込んでへんか?
あんたが性格やと思いこんでるのは、ただの考え方の癖や、
単なる傾向や、
そんなもん一瞬で変わるわ」
私のエゴは抵抗し、静治先生を憎み、もういやだと暴れました。
しかし、
静治先生は、私の手を放すことなく
私の闇の深みまで一緒に潜ってくださいました。
ダイビングのインストラクターがそうするように・・・
一つ間違えたら共に溺れてしまうのに・・・
「僕は知ってるんや、
その深い闇に降りて、
闇を観て、
闇を見据えて、
闇の向こう側に光があるということを。
せやから大丈夫や高仁さん、
その闇の向こうの希望に出よう」
大学教授の時代は大きなホールが満席になり、
TVでも有名だった先生が、
人を一人救うことの方が遥かに大事だと、
個人セッションしかしなくなりました。
そして、
私は救われました。
久し振りの静治先生との再会です。
相変わらず強烈な言葉のパンチで、どつかれることでしょう。
先生が元気でいてくれたらありがたいです。
一緒に学んだ仲間たちと会うのも嬉しいことです。
人生は旅です。
旅はどこへいくかも大切ですが、
誰と行くかはもっと大事です。
良き出逢いは宝ですね。