赤塚高仁ブログ

「いきるをつくる」mumokuteki

2017.11.05

 一坪のガレージセール、古着屋から始まったヒューマンフォーラム。
素晴らしい仲間が集まって、会社が生まれ、日本中にお店が広がってゆきました。

「スピンズ」
私には馴染みのないブランドだけど、
若者たちは誰もがみんな知っている洋服。
そんないくつもの物語を紡いできたヒューマンフォーラム。

創始者の出路まさあきさんと出会ったのは、
もう随分前のことなります。
「アホ理論」という本がベストセラーになった頃ですね。
仲良しになったのは、デミっちゃんがホンマにええ奴だからです。
人を大切にする、優しい人です。
顔はちょっと怖いですけど・・・

 若者の洋服を扱っているスタッフも年をとります。
デミっちゃんも年をとります。
ずっとみんなが一緒に暮らして行ける道がないだろうかと、
12年前に京都の郊外で農業を始めたデミっちゃんでした。
ヒューマンフォーラム村の始まりです。

 村開きのときも参加させてもらいました。
村に囲炉裏テーブルを2つ納めさせてもらいました、というより
無理やり売りつけたのですが、いまはとても役に立っていますね。

デミっちゃんが農業を始めたのは、
「いきるをつくる」こと、そして新しくて面白い生き方をつくる実験でした。
やがて、
そこでとれたお米や、野菜で食事を提供する「mumokutekiカフェ」が生まれました。

 そしてついにヒューマンフォーラムビルは全面改装され、
いきるをつくるmumokuteki になりました。

 私たちは、毎日、生きていることを喜んでいるでしょうか。
当たり前に朝が来て、当たり前に夜眠る。
生きていることさえ忘れてしまうほど、忙しい。
そんな中で、
たべること、
きること、
つくること、
つかうこと、
知ること、
感じることを「意識」する。
大切な誰かとシェアする。
天地一切の恵みと、それを作ってくださった方々のご苦労を知る。

米や豆を作り、
それを味噌や豆腐にし、
カフェで食べてもらう。

 そこにみんなが参加して、いきるをつくる。

ずっと前にデミっちゃんが、私にこう言ったのを覚えています。
「あかつかさん、
僕ね、日本をよくするために何かしようというより、
日本が僕の会社をお手本にするくらいのことやりたいんですわ」

 mumokutekiは、「いきるをつくる」を一緒に考え、生み出し、広める広場。
そこにあるのは、
生きていることの「喜び」です。

昨日、リニューアル12ヶ月の感謝祭に招待してもらいました。
スタッフ一人一人の表情に、生きている喜びがありました。
そして、
デミっちゃんが元気でした。
とんこつラーメンが大好きなデミっちゃんが、オーガニックの話をするのが素敵でした。

懐かしい仲間たちとの再会も嬉しいことでした。
その中で、突然
「あかつかさん!」と声をかけてくれた一人の女性・・・
あ!

 もう10年も前でしょうか、仲良くしていたスタッフのKさん。
デミっちゃんのことが大好きだったけど、大好きがゆえにぶつかって辞めていきました。
Kさんが辞めてしばらく落ち込んでいたデミっちゃん。

 「あかつかさん、私、元気にやってます」

会社がリニューアルしたことより、
事業が盛り上がっていることより、
なつかしい仲間をずっと大切に思う出路まさあきがいることが、
何より嬉しく、
少しだけ泣きそうになって、
でも、嬉しくて Kさんハグしてちょっと涙でた。

 さあ、
今日は、フナイセミナールームで私は3時間
「住めば住むほど元気になる家」
ものがたります。

 何と!舩井勝仁さんも来てくだいます。
内緒ですが、
愛蔵版・ヤマト人への手紙、組曲・ヤマト人への手紙
箱入りセットの限定版を先行販売もします。

 くれぐれも内緒です。
大阪でお会いしましょうね。

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