「しらす」日本人の役割
この時代に生まれる必然性があるからこそ、
私たちは日本人に生まれてきました。
私は建設・不動産業を営んでいましたが、
その前に日本人です。
そこでひとりの日本人として我が国のことについて考えを述べてみたいと思います。
これからの時代は私たち日本人が意識の向上に努め、本来の日本人としての生き方を世界に示すことで、
世界に貢献できると確信します。
その時期はすでに到来しており、同時にこれからしばらくの間、日本も世界も動乱の時代を迎えることになるでしょう。
世界情勢が今、大きな節目を迎えているからです。
秩序の転換点です。
また、
大きな統合も始まっています。
節目に立ち会う私たちは、この時代を経験するために狙って生まれた「縁」を持つ同士でしょう。
先の世界大戦終了から74年。
世界は超大国・アメリカの統治下、国連という組織を中心に一見すると安定的な管理システムでまとまっているように見えますが、長年だましだまし続けてきた統治システムのほころびが広がり、今も戦争や紛争は絶えません。
米ソを筆頭とした東西の冷戦が終わったと思いきや、民族独立戦争、宗教戦争、テロとの戦いなど、
血で血を洗う戦いは出口が一向に見えません。
世界は完全に機能不全に陥っているのです。
大国は自国の繁栄と同時に拡大を目指します。
力や権力で支配する世界を、我が国はかつて
「うしはく」と呼びました。
これは、
エゴによる支配体制であり、争いの終わらない世界です。
それに対して、
神さまが作りたかった世界を
「しらす」つまり、
「知る」ことの深さは、
愛することへの道。
愛と徳をもって治める世界が日本でした。
「しらす」国、日本は、
建国以来滅びることなく続いてきたのは、
天の理に叶っていたからです。
「うしはく」国々との戦いに敗れ、
日本は本来あるべき姿を失ってしまいました。
新しい国々が興っては消えてゆきます。
また、
宗教戦争や民族紛争は終わることを知りません。
「うしはく」世界の牽引者たちが正しい秩序で統治できるとは思えません。
なぜなら、結局は彼らも「力と数による統治」で世界を抑えつけようという術しか持たないからです。
「しらす」国、日本が世界の灯明台とならなければなりません。
殺戮と所有の権化のようなローマカトリックの教皇が、どんなに笑顔を振りまいても世界が変わるわけがないのです。
だからこそ、日本人の思想・価値観が必要なのです。
「この世界・森羅万象を成り立たせているすべてのものに神性を感じ、それらに神の恵みとしての感謝の念を抱く」
多神教は、一神教に劣る野蛮なものだと洗脳されました。
しかし、我が国の神道は宗教戦争も人種差別もしません。
神さまが作りたかった世界は、神道にあります。
「足るを知る」
「和して同ぜず」
「利他心を身にまとう」
これが日本人らしさです。
自然にそれを体感できる日本人が世界に貢献できるとするのなら、その思想こそ、これからの時代に必要なものだと思えます。
力と数による統治には愛がありません。
民主主義と呼ばれる統治もヒトラーを生みます。
しかし、
天皇のしらす国、日本には独裁者は生まれません。
世界の新しい秩序を作るためには、新しい思想が不可欠であり、そのためには、これまで世界で称賛されてきた日本人らしさが不可欠なのです。
では、そのために何が必要なのか。
答えは「日本を普通の国に戻す」
それだけです。
日本人の誰もができる簡単なことです。
私たちが自ら封印してきた日本人という存在を正しく知ること。
歴史、価値観、性質、思想・・・神道という国家の「心柱」に相当する存在も欠かせません。
日本国民の要は天皇陛下であり、日本国民の魂の要は『天神地祇』(日本神界の神々)です。
天神とは「天津神」高天原の神々、地祇とは「国津神」葦原中国の神々です。
すべての日本国民が天皇陛下を要として集合しており、その天皇陛下は天神地祇、八百万の神々に「祈るお方」だという事実を理解するだけで、日本は元の国に戻ることができます。
何も難しいことはありません。
私たちが思い出すことで日本は元の国へと戻ります。
同時に私たちが本当の日本を知ることで、海外にそれを発信することができます。
正しく発信された情報を世界がキャッチすれば、あとは時代が動き始めます。
これが私自身、そして普通の日本人がこれからやるべきことです。
自分の国を知ることと並行して、私たちは世界の現状を知ることが必須です。
魚に水が見えないように、
日本人に日本が見えないからです。
島国という性質上、どうしても日本人は国内のことに目が向きがちですが、これからは積極的に世界の動向に注目すべきです。
とりわけ、
イスラエル
ユダヤに学ぶのだと、
我が師糸川英夫は叫びました。
世界は進歩者を装っていますが、実は未熟です。
だから紛争や戦争が絶えないのです。
話し合い、合議制という言葉の本質を、欧米諸国でさえも正しく理解していません。
最後は力と数が正義なのだとする欧米列強のパワー経営が戦後70年、世界中に流布した結果、
現在のような混乱を極めた情勢となりました。
それを、「あるべき形」へと戻すことができるのは日本人であると、私ははっきり認識しています。
そして、
それが やまとこころのキャンドルサービスなのです。
赤塚高仁