赤塚高仁ブログ

お互いさま

2016.12.06

私の住む街、津市のメインストリートに銀杏の木が街路樹として植えられています。
葉っぱが色づいて黄金色に輝く、そんな季節がやってくる前に市役所の車がやってきて、葉っぱだけではなく枝ごととられてしまいます。
後には幹と、腕をもがれたような悲しく、寒ざむしい街路樹の街が残されています。

葉っぱが落ちると迷惑だと言う近隣住民の苦情が取り上げられて、
こんな有り様になりましたね。

先日土地活用のセミナーで青森県は弘前市を訪ねましたが、枝振りの良い銀杏の並木が黄金色に輝いていました。
見事でした。
歴史と郷土愛がある街の持つ文化の匂いが漂っていて、心が豊かになりました。

豊かになるとはどういうことなのでしょうか。
改めてしみじみと考えなければならない時が来ています。

日本の各地で除夜の鐘を中止するお寺が増えていると、新聞が報道しています。
夜中に鐘の音がうるさくて赤ちゃんが泣き止まない。
お年寄りが眠れない。
ご近所の苦情によって除夜の鐘を中止するそうです。
または、昼間に鳴らしているそうです。

餅つきは不潔だからやめろと言う幼稚園児の父兄がいます。

昔もそんな鬱陶しい人はいましたよ。
少数の子達の意見が無意味とは言いませんが、ことさら過敏になる必要もないのではないでしょうか。

本当に大切なことが何なのか、わからなくなってしまったのでしょうか。
日本が壊れています。

日本人の持つ美徳を取り戻したいそう思います。

「お互い様」

誰も皆、許されて、神の愛の中で生かされている兄弟姉妹なのですから。

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