赤塚高仁ブログ

お盆

2019.08.10

 聖書では、
神さまから食べてはならないと言われていた「知恵の木の実」を、
蛇にそそのかされて食べてしまったアダムとイブ。
二人に罰として、
女は子どもを生む苦しみ、
男は労働の苦しみを与えた、とあります。

 だから、聖書の世界観では「労働は罰」ということになります。

一日も早くリタイヤすることを願い、
富や地位や名誉を得ることに人生を注ぎます。
そんな風潮が日本に入って来るのは、明治時代ですが、
西洋の暦も聖書に関係しています。

 神さまが天地創造をしたのは6日間、
7日目にお休みになったと創世記にあるので、
その日を安息日として、
聖日、つまり休みの日としたのです。
もともとは、
金曜の日没から土曜の日没までが安息日。
ユダヤ教の教えです。

 キリスト教もユダヤ教からでた宗教ですから、
安息日を数えます、それを日曜日にしました。
だから、
私たちも日曜日を休むことにしたわけです。

 さて、日本のお休みは、
西洋に染まる前は、盆と正月でした。

 仕事も罰ではなく、はたの人を楽させてあげるから
「はたらく」と言いました。

 我がことさておき、人さまに・・・これが日本人のこころです。

御先祖様に感謝をして、生かしていただけることの幸せをかみしめましょう。
お盆休みですが、
私は、今日も名古屋で講演会です。

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