すてきな地鎮祭
今日は岡崎での講演会です。
1000人もの会場だそうですから、とても楽しみなのです。
主催してくださるS様は、皇居勤労奉仕に数十回出かけておられ、
日本を心の底から愛しておられる素晴らしい国士です。
「ヤマト人への手紙」を読んでくださり、
「ああ、日本に生まれてよかった」DVDを観てくださり、
多くのお仲間に広めてくださって、講演会が実現しました。
大切なことを伝えるために走ってゆきます。
赤塚建設スタッフはそんな私を支え、建築と不動産の仕事を遂行してくれています。
新築工事の地鎮祭が昨日鈴鹿市で執り行われました。
新聞折り込み広告も、
モデルハウスでの見学会もやらないのに、
ご縁が繋がって家を建てさせていただく運びになりました。
すべて口コミと御紹介です。
秋の涼しい風が吹くのどかな土曜日
敷地に地縄が張られ、竹を立ててしめ縄を張りめぐらして、
その中に祭壇が組まれます。
お米、お塩、お水、お酒、海山の産物が備えられ、
神主さんの御挨拶から地鎮祭は始まってゆきます。
この地に家を建てさせていただくことを神さまに報告し、
守護をお願いする大切な儀式です。
私は、これまで数えきれないほどの地鎮祭に出席させていただきました。
その中でも昨日の式は、生涯忘れられないほどの感動でした。
ふだんは、私に神主さんの手配まで依頼される方が多いので
赤塚建設が長くお付き合いさせていただいている神社にお願いするのですが、
今回はお施主様が直接神主さんにご依頼されました。
初めて神主さんの祝詞はとても興味深く、楽しみにしていました。
よく通る美しい声で読み上げられる祝詞は空に溶けてゆき、
うっとり聞き惚れていました。
すると、
祝詞に続けて、
お施主様のこれまでの人生を神さまに報告するように読み上げ、
また、
縁あって建築させていただく赤塚建設のことも神さまに伝えてくださるではありませんか。
感動しました。
神主さんは、お施主様の40年来の御友人だそうです。
ひとしきり式が終わった後、神主さんの一言・・・
「Sくんと私は、中学校時代からの友達です。
彼の家がこの4月に火事で燃えた時、その報告を聞いたSくんは、
『誰もけがはないか、まわりは大丈夫か』
自分のことは何も言わず、ただ人の心配ばかりしていました。
すべてを焼かれて失ったときも、
『人生最大の断捨離や、人生これからや』と前向きな言葉しか言いませんでした。
素晴らしい人です。
しかし、
心の中を察するとどんな気持ちだったのかなぁと私は思っていました。
半年経って、こうして地鎮祭を執り行うことができて本当に嬉しく思います。
赤塚建設さん、どうか素晴らしい家を建ててください」
敷地の一角に残った農業小屋にベットを置いて、寝泊まりしているSさん。
家族はそれぞれ親戚の家などに分かれて暮らしています。
酷暑の夏、毎夜どんな想いで過ごされたことでしょう。
神主さんの言葉を聞きながら、胸が熱くなりました。
ふとSさんを見ると、背中が小刻みにゆれています。
そして、こう言われました。
「火事が一年早くても、一年遅くても赤塚さんにお願いすることできなかったかも知れません。
本当によいご縁をいただいてありがとうございます」
火事ですべてを失ってこんな風に自分は話せるだろうか、
家族みんながにこにこしていられるだろうか、
私は建築という仕事を通して生涯の友をまたひとり得られたことを誇りに思います。
88坪という大きな建て物ですし、
「住めば住むほど元気になる家」フル装備、光冷暖、生体エネルギー、ホルミシス・・・
赤塚建設60年、赤塚高仁30年の集大成です。
すべてを注ぎ世界で最幸の健康住宅を創らせていただきます。
3月末完成予定ですので、どうぞお楽しみに。