すべての疲労は脳が原因
大阪市立大学大学院疲労医学講座特任教授・梶本終身博士著
「すべての疲労は脳が原因」
読みながら、
昨日、四日市の現場から電車で津に戻る途中、
頭が割れるように痛くなって、何とか津にたどり着き、家でダウンしました。
数日前に天女座のとんちゃんが、脳出血で倒れ、半身麻痺で入院。
もしかしたら脳梗塞かとも思いましたが、
とにかく休もうと。
休もうとするのですが、頭が痛くて眠ることもできません。
頭が痛くなる前に読んでいた本が、
「すべての疲労は脳が原因」でした。
これも神様のサインかもしれません。
「疲労」という言葉は、イヤというほど耳にします。
仕事や運動をすると、エネルギーが消費され疲れるのは当たり前だと思っていました。
でも、
梶本博士は、「疲労は運動や仕事でエネルギーが不足したからではない」と言い切ります。
疲労とは「細胞のサビ」、すなわち「酸化ストレス」に細胞がさらされて、
本来の機能が果たせなくなることから起きるのです。
酸化ストレスとは、「活性酸素」が過剰に発生することで引き起こされる有害な作用です。
その他の原因もありますが、
健康な人においての疲労とは、エネルギーの枯渇ではなく、
細胞への酸化ストレスが大きくかかわっているのです。
そして、体内で最も酸化ストレスが激しいところ、
すなわち、いちばん疲れやすいところは「脳の自律神経の中枢」です。
筋肉の疲労ではないのです。
本来筋肉は強く、火事場の馬鹿力というくらい驚くべき能力があるにもかかわらず、
リミッターがかかるようにしてあります。
脳が「疲れた」という情報を送り、無理をさせないように仕組まれています。
「飽きた」
「眠い」
も脳からの、やめろという命令です。
これを突破すると「ランナーズハイ」という状況が訪れますが、
生命体として、危険な状態であることは言うまでもありませんね。
さて、
私の頭が割れるように痛くなったのは、
探ってゆくと明らかに脳の情報処理の限界を超えたとしか思えないのです。
少し前から、視野が狭くなったような気がしていました。
どうしてかと思っていましたが、
私たちの情報の90%近くが「視覚」から得られています。
視覚からの情報があまりにも多いので、脳疲労がたまってくると視野を狭くして、
情報量を減らそうというホメオスタシスが働くのです。
私たちが住んでいる現在の情報は、江戸時代の長屋のおかみさんたちの井戸端会議の情報量とは桁外れに違ってきています。
一日の情報量は、DVDに換算すると9.2億枚に相当するといいます。
スマホから飛び込んでくる情報は、瞬時に世界につながります。
イスラエルにいて、社内連絡がその場でできる時代です、脳が処理しなければならないDVD9.2億枚に対し、どれほどの負荷がかかっているか、考える時が来たようです。
「情報」という名のノイズの海で、
私たちはもはや溺れる寸前です。
要らないものが多すぎる。
要らないものが多すぎる。
要らないものが多すぎる!
寝る前と、朝はやく、
ただジッと水素のお風呂に入り
「酸化ストレス」活性酸素をカラダと脳内から除去。
そして、心の声に従い、スマホを閉じ
アイマスクをしてただジッと横になり
朝を迎えました。
痛みは治まり、視野も広がっています。
クスリは飲みませんでした。
病院にも行きませんでした。
脳梗塞で倒れなくてよかったけど、
このサインはキチンと受け止めます。
私の為すべきことは、
まだこれからですから。