ほんとうのこと
「お前は、私のようにキリストを伝える」
シリアのダマスカスでパウロの声を聞いたのは、
今から17年前、42歳のときのことでした。
聖書もちゃんと読んだこともなく、
教会にも行ったことのない私に
「そのままのお前を使う
どこにいくにも私が伴う」
そう言って、声は止みました。
不思議な体験でしたが、
結局それ以来、私の人生は変えられてきました。
クリスチャンでもない私が、
聖書を学び、
聖書を語るように変えられていったのです。
これまで、聖書講義をあちこちでしてきましたが、
来年は北海道、東京、名古屋、大阪での定期開催が決まっています。
各地でリーダーが立ってくれています。
クリスチャンのいない聖書塾って?
と思われるかも知れませんが、
宗教の枠を超えて、ほんとうのことを学びたいと思います。
静かに燃えています。
テレビで、安部政権を批判する野党の皆さんは、
大きな声で叫んでいるけれど、
ほんとにほんとのことをやろうとしてないとき、
人は大きな声でたくさんのことを言える気がします。
「ほんとにやろうとしていること」よりも、
「ほんとにやろうとはしてないこと」のほうが派手で、見栄えがよかったり、人びとにウケたりします。
「ほんとにやろうとしている人」よりも、 「ほんとにやろうとはしてない人」のほうが、 よりまっすぐだったり、命がけに見えたりもします。
でも、
ほんとうのことをやろうとするとき、
静かに燃えてくるから、
あまり大きな声で叫んだり、上手に語られなくなってきます。
それは、
これまでほんとにやろうとしてないことをたくさん語ってきたからだと思うのです。
だから、
ほんとにやろうとするとき、
ちょっとだけ怖い気持ちになります。
声の大きな人が世の中にはたくさんいます。
そんな人たちについてゆく、
同じ顔をした人たちはどこに行くのだろう。
さてさて、
大阪の寒いバス停でブログを書いていたら、
手がかじかんできました。
これから空港に行き、
始発の飛行機で熊本に飛びます。
百分の一でも、
想いが伝わるように一所懸命伝えてきます。
今年もあと半月です。
講演は8回あります。
元気に動けることに感謝です。