よき友こそ人生の宝である
広島から東京に移動する新幹線の中で、
ハワイの山本茂から電話が・・・
(日本にきているのかなぁ)
デッキに出てかけ直すと
「あかつかさん、あのな、野村がすごいことなってんねん!
野村はホンマにすごいよ!!
このチャンスものにしたいねん。
あかつかさん、頼む」
相変わらず、主語や述語や形容詞めちゃくちゃな日本語。
ケラケラ笑う山本君の顔が瞬時によみがえる。
18年前に移住し、ハワイ島で旅行会社を営むシゲル・ヤマモトは、元鬼太鼓座のリーダーとして、
3年かけて全米をマラソンで一周しました。
25年ほど前のことでしょうか。
メンバーの中で一番速かった山本君は、NYマラソン2時間半で走り抜け、
ゴールにセッティングした太鼓を何時間も叩き続けた伝説の男です。
鬼太鼓座の支援者であった糸川英夫博士のところへ、鬼太鼓座のマネージャー吉村信介さんに連れて行ってもらったことが、私の人生を変えてくれたのですから、鬼太鼓こそ私の人生の恩人。
山本君との出会いも、やがて30年になります。
「あかつかさん、野村はまだまだすごくなるよ。
もっともっとみんなに知らせたいねん」
山本君が鬼太鼓座を引退した後、彼が結婚するまでの一年間、
赤塚建設を手伝ってもらい、ログハウスに住んでもらっていました。
彼の結婚式、京都は下鴨神社でおこなわれましたが、仲人と司会者もさせてもらいました。
そんな山本君のログハウス滞在中に、彼に紹介した若き写真家がいます。
野村哲也、てっちゃんです。
てっちゃんともずいぶん長い付き合いになりますね。
家族でアラスカに連れて行ってもらい、オーロラをお腹いっぱい見せてもらったのは生涯の思い出です。
ペルー
イスラエル
旅先で彼が切り取る風景に、ため息の出るほど感動させられてきました。
でも、
声が大きくてやかましかったので、ログハウスに哲也が来ると、誰とでも機嫌よく付き合える山本君に相手をしてもらってました。
それからの付き合いが続いて、
哲也と山本君は心の友となり、哲也もしばしばハワイ島の山本君を訪ねてました。
今年、ハワイの火山活動が活発で、海に流れ落ちる溶岩がすごいことになっていると、
山本君は哲也に話したそうです。
すぐさまハワイ島に飛んだ哲也は、やっぱりすごいヤツです。
一瞬の心のひらめきに従うときに、人は運命を変えてゆくのでしょう。
そして、なんと、そのとき撮った写真が、
ナショナルジオグラフィックの「2017年最高の写真」に選ばれようとしているのです。
友の呼び出しに即応する哲也もすごいが、
その哲也をほめたたえる、呼び出した山本茂もすごい。
電話の向こうで、
「あかつかさん、ホンマにてっちゃんはすごいヤツやで。
あんなすごいヤツおらへんわ!
あかつかさん、
あかつかさんのおかげや、
野村てっちゃん紹介してくれてありがとう」
と、繰り返し言う山本君の心の美しさに、涙が出そうになりました。
糸川英夫先生にいつも言われてきました。
「素晴らしいご縁に感謝するときは、そのご縁を与えてくれた人を絶対忘れないように。
先縁を尊重しなさい」
そんな生き方を続けている山本茂を尊敬します。
と、いうわけで、
野村哲也応援キャンペーンです!!
今、哲也の写真は第2位です。
一位になるためには、ネットで投票する必要があるそうです。
Facebookで紹介しますから、是非投票してください。
7月末日まで、毎日一回投票できるそうですから。
糸川先生の一番好きな言葉
「人生で最高の宝がふたつある。
ひとつはよき友。
もうひとつが、逆境である」
野村哲也の応援よろしくお願いします!!