赤塚高仁ブログ

サカナに水が見えないように

2018.06.20

砂漠の世界を歩くと、
いかに我々が水の国に暮らしているのかがわかります。

ありがとう、の反対が
当たり前

年間降雨量数ミリという荒野に、
ユダヤ民族の歴史上忘れてはならない
「マサダ」があります。
2000年前、965名のユダヤ人が立てこもり、
ローマ軍と最後まで戦った場所です。
ここで、3年間自給自足の生活をし、
ついに明日はローマ軍が攻め込んでくるだらうという時に、ユダヤの指揮官エリエゼル・ベン・ヤイールは叫びました。

「我々、神の民ユダヤ民族が仕えるのは、
唯一絶対なる創造の主なる神だけだ。
異邦人なるローマに殺され、あるいは、
捕虜となり奴隷となる辱めを受けるより、
誇り高いユダヤ民族として死のうではないか!」

戒律によって、
自殺の禁じられているユダヤの民です。
男たちが家に帰り、家族を殺し、
選ばれた10人の男が残りの男を殺し、
最後に選ばれた1人が9人を殺し、
その1人は、
立てた剣にカラダを倒して死にました。

乗り込んで来たローマ軍が見たものは、
山積みにされた食料と武器、
そして、ユダヤ人の死体でした。

このマサダの戦いで、イスラエルは消滅して地図から消えました。
しかし、人類史の奇跡、
1948年5月14日 イスラエルは再びユダヤ人国家として建国されたのです。

今、イスラエルでは国民皆兵
入隊式は、このマサダで行われるのです。

私たちは二度とマサダの悲劇を繰り返してはならない。

サカナに水が見えないように、
日本人に日本が見えません。

水と安全がタダだと思う日本人にとって、
イスラエルは新しい目を開いてくれます。

平和はただ祈りだけでなく、
力がなければならない。
その前に、
国を大切に思う気持ちがなければ、
よその国も大切にはできない。

知ることが愛の始まりです。

今日は、ガリラヤ湖
イエスキリストを伝える旅が始まります。

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