トランプ大統領
2016.11.10
アメリカ大統領にトランプさんが就任します。
政治をしたことのない人が大統領になるなんて、
やっぱりアメリカはすごい国ですね。
でも、今回の大統領選挙は明らかに、
世界に漂う、不安・怯え・悲しみ・怒りという暗き潮流の中で、
私たちが、
自らの進むべき航路を照らし出す、
海図と羅針盤を持っていない状態を映し出しているように思えます。
偉大なアメリカを取り戻す!
古き良き記憶、ノスタルジックな思い出、
現実を否定する!
彼ならそれを叶えてくれるかもしれない。
これは、アメリカだけの問題ではないでしょう。
私たちが共通に抱えている課題です。
これは、私たちの課題そのものです。
聖書の時代から何も変わっていない。
救い主を待ち望む心が、私たちの中にあるのです。
救い主が来て、スーパーマンも来て、ウルトラマンがやってきて日常を変えてくれる。
そんな希望に依存する。
誰かが私たちの日常に舞い降りてきて、
私たちを救いだし、願いをかなえ、変えてくれる。
トランプかヒラリーかということよりも、
それらに期待を寄せる私たちの中に、
無意識的依存があることに目を向けなければならないのではないでしょうか。
イエスの弟子たちでさえ、先生は革命を起こし王様になるのだと信じていました。
しかし、神が送った真の救い主は、この上なく惨めな姿で殺されていったのでした。
そこに神の真意とメッセージがあります。
そして、私たちがこの世に生まれ、生きる意味があります。
私たちは、誰かが何かをしてくれるのを待つのではなく、
暗い闇の中で、自ら光を見出していくのです。
冒険の海に出るのです。
自分をあきらめないことです。
大きな変化が自分を変えてくれるのを期待するのではなく、
心もとなくとも、自らの中に小さな力を育んでいくのです。
自分をあきらめないことです。
そして、冒険を共にする仲間とたくましく繋がっていきましょう。
仲間こそ宝。
新しい世界は、そのようにして創られていくのではないでしょうか。
日本が世界の灯明台となるときがきたのです。
一人光る。
世界が変わる。