赤塚高仁ブログ

中山靖雄先生

2019.03.09

 4年前の3月8日、
我が伊勢の父、恩師、中山靖雄先生が天に還られました。

その日、椿大社で「地球への祈り」を捧げる集いがありました。
そのときに私は、中山先生が毎日、神宮で捧げてくださっていた祈りを、
先生がしてくださっていたように唱えたのでした。

 中山靖雄先生は、
晩年、目が見えなくなりました。
でも、
目で見える世界よりも、
もっと深くて、広くて、暖かな世界を見つめておられました。
中山先生は、
修養団での集いに参加する全ての人の名前を覚えて、
たとえばそれが200人であっても、
一人一人の名前を呼び、
参加者一人一人のご先祖様にまで、
ご挨拶される方でした。

中山先生は、
集会が終わった翌日、
神宮で一人一人の名前を呼んで、
幸せを祈って下さる方でした。

中山先生は、
雨の日も、
風の日も、
寒さの冬も、
夏の日照りの中も、
一日も欠かさず神宮に参り、
御垣内で土下座をして、
祈りを捧げて下さる方でした。

中山先生は、
真冬の夜の五十鈴川の中で、
怖くて震える私たちの前に、
ひとりでぼんぼりを持って、
ずっと待っていてくださる方でした。

中山先生が天に還ってゆかれて、
3年の月日が経ちました。
先生の祈りを忘れてはならないと、
心を新たにしています。

今日はこれから、
熊本の大野勝彦先生のところへ、
50名の仲間をお連れします。

神風連の皆さんの、
お墓まいりをします。

ペリリュー島の守備隊長、
中川州男大佐のお墓まいりをします。

熊本出身の中山先生は、
きっと
喜んでくださるでしょう。

中山靖雄先生の祈りが、
いまも聞こえます。

「 地球が一日でも命 永らえますように。

世界に平和の風が吹きますように。

全ての宗教が手をつなぎ合いますように。」

中山先生、
天からのお導き、
これからもどうぞよろしくお願いします。

私は忘れません

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