光に導かれて
第36回土光杯全日本青年弁論大会
テーマは
「令和新時代の日本人像」
入賞者のスピーチの要約が産経新聞に掲載されています。
じっくりと読ませていただき、
胸の中にあたたかな思いが広がっています。
とりわけ産経新聞社杯を受賞された
35歳の会社員 平井仁子さん(きみこ、とお読みするのですね)
(引用ここから)
「雲間よりさしたる光」
新元号「令和」は、初めて日本の古典から出典され、
国民に歓迎されました。
ただ、私は単純には喜べません。
国民の多くが、元号が変わる本来の意味
「御代替わり」
であることを理解していないからです。
「御代」という言葉には、天皇陛下が国民を我が子のように思い、
幸せを祈ってくださっていることへの尊敬と感謝の気持ちが込められています。
今の日本人は、
皇室に対して好印象は持っていますが、尊敬と感謝の気持ちが十分にあるでしょうか?
御代替わりの際に決められる新元号には、
その時代における願いが込められています。
令和の意味は
「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」
と、発表されていますが、
では何に、
心を寄せ合うといいのでしょう?
私は、今上陛下の大御心に心を寄せてほしいと思います。
陛下は重いお立場や憲法上の制約から、自由にご発言できません。
しかし、
素直な大御心を発せられることがあります。
天皇陛下が詠まれる和歌、「御製」です。
『雲間よりさしたる光に導かれ
われ登りゆく金峰の峰に』
「光」とは何のことだと思いますか?
私は太陽の神様である天照大神のことと、
上皇陛下のことだと想像しています。
天照大神の子孫である歴代天皇の方々と、
全身全霊で
「国民統合の象徴」
としての役割を果たされた上皇陛下の御心のバトンを受け取る御覚悟が感じられます。
令和新時代の日本人には、このような和歌に感動できる人であってほしいと願ってやみません。
日本がこれまで続いてこられたのは、
先人の皆様が皇室に尊敬と感謝の気持ちを抱き、
志のバトンを受け継いできたからです。
今上陛下は歴代の天皇陛下と上皇陛下からのバトンを受け取られています。
われわれも先人の志のバトンを受け取る覚悟を決めることが、
令和時代の日本人として求められているのではないのでしょうか」
(引用ここまで)
やまとこころのキャンドルサービス、しっかりと灯して参ります。