八紘一宇の世界
宮崎での「ご縁紡ぎ大学」講師として出かけたとき、
主催してくださっている田鹿さんにお願いして、
平和台公園へ連れて行ってもらいました。
以前から行きたかった場所なのです。
36.4メートルの高さの「八紘一宇の塔」があるのです。
「八紘一宇」というのは、『日本書紀』において、初代神武天皇が即位の折りに「掩八紘而爲宇」(あまのしたおおひていえとなさむ)と仰った、日本国建国の基ともいえる、日本にとって最も大切な言葉です。
この「八紘一宇」とは、簡単に言えば、「ひとつの家族のように仲良く暮らして行ける国にしていこうではないか」ということなのですが、昭和13年に書かれた「建国」という書物によりますと、
『八紘一宇とは、世界が一家族のように睦(むつ)み合うこと。一宇、即ち一家の秩序は一番強い家長が弱い家族を搾取するのではない。
一番強いものが弱いもののために働いてやる制度が家である。これは国際秩序の根本原理をお示しになったものであろうか。現在までの国際秩序は弱肉強食である。
強い国が弱い国を搾取する。
力によって無理を通す。
強い国はびこって弱い民族をしいたげている。
世界中で一番強い国が、弱い国、弱い民族のために働いてやる制度が出来た時、初めて世界は平和になる。
日本は一番強くなって、そして天地の万物を生じた心に合一し、弱い民族のために働いてやらねばならぬぞと仰せられたのであろう。』
ということです。
世界平和を口にして、愛を説く宗教が争いをやめず、
神の名のもとに殺戮が続き、世界が終わろうとする今、
八紘一宇の精神こそ、世界の希望でしょう。
建国以来滅びたことのない日本国。
その理由が、建国の理念「八紘一宇」にあることを日本人一人ひとりが知らなければなりません。
昭和39年 東京オリンピックの聖火は、宮崎の八紘一宇の塔からスタートしました。
2020年、再びそこから希望の火が世界に灯りますように。
塔の高さ、36.4メートル
ミロクノヨ・・・弥勒の世
ヤマトが世界の灯明台となる日が来ています。