出雲の朝
出雲の朝です。
去年の同じ日、
出雲で目を覚ましました。
一年があっという間です。
私はよく講演で、
「新聞で信じていいのは日付けだけ」
と言いますが、
イスラエルに行かなければ、
気づかずに生きてきたでしょうね。
日本人は世界で一番、
メデイアの情報を鵜呑みにすると、
統計が出ています。
30年前、
糸川英夫博士に導かれたイスラエルで、
報道と現実のあまりの違いに、
カルチャーショックを受けたことが、
私の人生を変えました。
以来、
一見とんでもない話だ、
と思うようなことも、
頭ごなしに否定するのではなく、
ふっと受け止めてみるようになりました。
私が
「知っている」ことが
間違いかも知れないからです。
自分は何も知らない、
と思っていた方が、
本当のことが静かに聞こえてくるのかも知れません。
片山エリコさんという美しき国士は、
全国で30000人を超える会員を擁する、
「サクラF奉仕団」の理事長です。
そのグループの出雲参拝ツアーに
2年連続参加させていただいています。
何度もこのグループで講演させていただきましたが、
素晴らしい集いだと感動させられます。
美しく稼ぎ、
たくましく繋がっておられます。
天下国家を良くするために。
さすが、
舩井幸雄会長が大切にされたグループです。
統率力に惚れ惚れします。
そして、
みなさん素直、
学び好き、
プラス発想です。
私は、
ずっと伊勢に暮らして、
出雲のことは知識として知っていましたが、
出雲に伝わるやまとのこころ、
いま、
魂に迫られています。
国譲りの前の出雲のこと、学んでいます。
日本初の宮、
須我神社。
聖地
須佐之男命が
「八雲立つ
出雲八重垣
妻籠みに
八重垣つくる
その八重垣を」
と日本で初めての和歌が歌われた地です。
出雲の国名の起源でもあります。
八岐大蛇を退治した「悪切り」
櫛稲田比売命との「縁結び」
お二人の御子神、
須我之湯主三名狭漏彦八島野命
(すがのゆやまぬしみなさろひこやしまのみこと)の「子授け」
そのご利益もさることながら、
その地に満ちる、清々しさ。
「すがすがしい」は、須我神社が語源です。
片山エリコさんと一緒に行くと、
普通ではお会い出来ない方が、
お出ましいただけます。
須我神社も宮司様が、お出ましくださいました。
宮司さまから直々にお話しいただきますと、
涙が出てきます。
それは、そこに真実があるから。
かたじけないなぁ、と。
これこそ足の裏で読む古事記です。
今日は、
出雲大社に正式参拝させていただきます。
世界は不思議で満ちています。
でも、
不思議は詮索せず、
柔らかく受け止めてみましょう。