占い好きな人たち
2016.12.09
サッポロでのイベントに参加するため、万が一のことを考え
前日に入ろうとセントレア空港に5時半に着くも、
予約していた飛行機、結局3時間遅れで出発。
千歳空港ついたのは、23:30
当然電車もない。
タクシー乗り場は長蛇の列。
1時間以上待っても、1台もなく
骨の髄まで冷え切ったのでした。
やっと来てくれたタクシー乗って、千歳のホテルへ。
すでに 1時まわってますけど・・・
いまのうちにブログ書いてしまおう。
寒すぎるーー
紫微斗、タロット、占星術・・・
あまたの占い、性格判断、未来予測をする人や、受ける人がいます。
私が子供のころ、
そう、10歳の時でした大阪で万国博があったのは。
外人さんが珍しくて、ノートの外人のサインをもらうのがステイタスでした。
ただの観光客なのにね、向こうも。
万国博のテーマは
「人類の進歩と調和」
コンピューターやロボットの出現が、人類の未来を明るく輝かせるのだと信じていました。
月の石を見るのに、真夏の炎天下3時間も4時間も並んだものです。
物質的な繁栄と、経済的な成功が手に入れば幸せになれると誰もが信じました。
もっとたくさんのお金を・・
もっと大きな家を・・・
もっといい車を・・
もっと・・もっと・・・もっと・・・・
国民のほとんどが信者となった「もっともっと真理教」
世界中の食べ物が日本に集まり、乞食までもが生活習慣病になり、
食物自給率が40%を切っている国が、何カ国もの人を養える程の食べ物を捨てる・・・
仕事がないと嘆く若者が、家に閉じこもり死なずに生きられる、
私が子供のころは、鍋を持って豆腐を買いに行きましたが、
食べ物をパッケージするのに3枚も5枚も紙を使うような「豊か」な生活をする、
世界でも有数の経済大国になったわけです。
でも、ほんとうの幸せを感じている人がどれほどいるのでしょう。
毎日届く新聞は、自殺、殺人、強盗、強姦、略奪・・・イスラエルの新聞ではお目にかかることもできないような、
驚くべき地獄のような世界。
私たちは、希望や理想や生きがいようなものがなければ生きていけないようです。
それは、誰かから与えられる形ではなくて、自分で見つけるものです。
答えなどないのです。
どこにもないのです。
だから、生きていくのです。
それは、みんなそれぞれ、ひとりひとり違うものです。
いま、もう一度、足元から
なんにもないところから、
「人はなぜ生まれてくるのだろう、どうせ死んでしまうのに」
という、問いかけをし、
「自分は何のために生きているのか、どこへいくのか」
ということを、しっかり考えなければなりません。
考えたらみつかるかどうかさえわかりません。
でも、考えなければならないのです、そういうときになったのです。
出版社の社長に話を聞いたら、いま一番反響があるのが
「占い」と「健康」と苦笑いしていました。
どうして「占い」を求めるのか。
それは、私たちがいま、無意識にほんとうのことを求めているからでしょう。
これまでの
「もっともっと真理教」の教義の中にほんとうのことはなく、
これまでの世界の価値や基準やモラルや目標に意味がないと気づき始めたのです。
人はどうして生まれてくるのか、どうせ死んでしまうのに
ここから目をそらしてはなりません。
占いに頼り、依存をするとき人は恐怖を生みます。
答えなどないのです。
どこにもないのです。
そして、答え合わせは、この世の旅路を終えた最後の最後に。
占いにお金を払う人より、お金を取る人の方が多くの報いを受けることでしょう。
神様の忌み嫌うことをいますぐやめてもらいたいものですね。