赤塚高仁ブログ

友あり、遠方よりきたる

2019.03.12

 長崎の大村で寺子屋を主宰しておられる寺井先生との出逢いは、
「修身講義録」という一冊の本でした。
寺井先生がその本を送ってくださったのは、
私の「教育勅語という祈り・ヤマト人への福音」を読んでくださったからだと、
お便りには書いてくださいましたが、きっと神さまが出会わせてくださったのだと思います。
なぜなら、
私は寺子屋の本を読んで、いまだかつてないほど感動したからです。

 小学生、中学生が畳に正座をして、
「教育勅語」「五カ条の御誓文」「論語」大きな声で斉唱するのです。
講義の内容も学校では決して教えない正しい日本の歴史です。
まさに、
吉田松陰先生の松下村塾です。

 去年の11月に寺子屋を訪ね、子どもたちと一緒に講義を受けさせてもらいました。
大きな声で一緒に斉唱しました。
子どもたちから
「大人の人で、教育勅語と五カ条の御誓文を覚えている人初めて会った」と
褒めてもらいました。

 その夜、寺井先生の御家族と一緒に食事をし、
この次は伊勢に来てください、と約束をして別れました。

 と、いうわけで、

 寺井ファミリー5名で長崎から来てくださいました。
一緒に神宮を正式参拝し、亀山にある日本武尊命の御陵にも参りました。
今日は、松阪の本居宣長記念館に行きます。

 人と人との出逢いは、
いきさつを超えた、目に見えない巨きな力によって運ばれてくるように思えます。
そして、
出逢いは、長さや回数よりも、
深さが大切なのだとしみじみ思うのです。

 縁あって花が咲き
   恩あって実を結ぶ・・・

遠くから友が訪ねてくださる人生ほど豊かなものはありません。
どれだけお金があってもこの幸せは買えません。
私にとってお金とは、
会いたいときに会いたい人に会うため、
行きたいときに行きたいところに行くための道具です。
だから、
たくさん稼いで、多くの友に会って、
いっぱい笑って、
そして泣いて、
「もう時間だよ」と、神さまに言われたら

「ありがとうございました!
  最高に嬉しかったです。
 では、お先に失礼します」

と、笑って出発します。
次の旅へと

 始まりなき初めから、
 終わりなき終わりへの旅人である私たちは、
 出逢いを通していつしか自分に出逢います。

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