赤塚高仁ブログ

友というメッセンジャー

2017.10.21

「聖なる約束5」ホロコーストから学ぶ、
大きなメッセージの本を出すための打ち合わせがありました。

きれい・ねっと 山内なおこ、盟友 舩井勝仁、
津まで来てもらって対談。

私がいつもお世話になっているイスラエルの旅行会社の社長と、テルアビブのレストランで会食したのがきっかけでした。

その社長のお母さんが、ポーランド、アウシュビッツ収容所からの生き残りで、お母さんがガス室で殺されていたら自分も会社もなかった、と聞かされました。

お母さんが書いた収容所での体験は本になり、
ポーランド、イスラエルでベストセラーに数えられているのだそうです。
私と舩井勝仁さんと小川雅弘さんが3人で弾丸ツアーに行った時のこと。
たまたま社長はそのとき何故か3冊その本を持っていて、
私たち3人にくれました。
ワインを飲んで気が大きくなっていた我々は、
「これが日本人に読まれたらいいね」と言ってしまいました。

「聖なる約束5」が書き始められる いきさつは、
テルアビブのシーフードとワイン、
そして、社長のお母さん。
お母さんはまだお元気で、今度お目にかかる約束になっています。
できた本を持って。

5時間ほど話したところに、
京都からデミっちゃんが来てくれました。
いったん本の打ち合わせは終了、
ここからは魂の交わり。

痛いことも本音で言い合える友は、
本当に人生の宝ですね。
魂の声はごまかしがききません。
魂の声に逆らった生き方、考え方に陥ったままで居続ける事はできないようです。

理屈でどれほど自分を納得させ、
説得しようとしても、
魂の純粋さと正直さの前には、自分勝手に作り上げた
「私という錯覚」の声など木っ端微塵に吹き飛ばされてしまいます。

魂が約束してきた世界~それまで味わったことのない領域~に足を踏みいれるためにはリスクを負う勇気が必要です。

人生の大きな岐路に立ち、目前にはだかる高く積み上げた幻想のブロックの手前で足を止め、
前へ進むことを恐れ拒み、願わくば生ぬるい温室の中で変化せずにじっとしていたいと思う「私」があります。

進むか、止まるか、後戻りするか。

私たちは一見自由意志を与えられているように見えて、選択は1つしかありません。
進むしかないのでしょう。

何故なら、
青虫はサナギとなり、
サナギは蝶になる。
変容とは、後戻りのできない生物的進化だからです。
変貌のとき、
必ず危機が先行します。

それは知っています。
しかし、知っていることと、出来ることは違うことです。

友の一言、
「赤塚さん、大丈夫ですよ」

きっとその一言に、
これまで生きてきた私の全てがあるように思えます。
今日まで死ななかったこと。
それだけでも、
私はすごい。

小牧空港から高知に飛ぶのを待ってます。
室戸で世界平和の祈りに参加しますが、
自分の心の平安を、ひたすら祈っている小さな私です。

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