赤塚高仁ブログ

台風21号

2018.09.05

 学校が大嫌いだった少年アカツカは、
台風が来て警報が出ると、学校が休みになるため、
台風来てくれ!
と、祈りました。

 大人になったアカツカは、建築会社の社長となって、
台風が来るとお客様の家の屋根やフェンスが飛んだり、
雨が漏ったり、
気が気でなく、台風来ないで!!と祈っています。

 同じ人間が、
神様に真逆のことを祈るのですから、
神様も手に負えないですね。

自然の前に、
なすすべもないのが人間というものです。
なぜなら、
人間も自然の一部だからです。
自然の中で生かせてもらっていることを忘れてはなりません。

水も空気も太陽の光も
人間がつくったものではありません。

 優しさとは、
力の強いものが、
力の弱いものに対して、
その力を行使しないこと言えましょうか。
もしも、
地球が人間に対し、
排除を迫ったとしたら、
人間などひとたまりもないことでしょう。

 傲慢さとは、
力の弱いものが、
その優しい、力の強いものに対して、
何かしてやろうと勘違いすることかも知れません。
もし、
人間が地球を救おう、
などと言ったとしたら、
地球はどう思うでしょうか。

 私は、「地球を救う」という発想が大嫌いです。
それよりも、
地球に住まわせていただいてありがとうございますと、
伝えたいのです。
そして、機嫌良く住ませていただき、
できるだけ綺麗に使わせていただくことが肝要かと思えます。

 この頃、Facebookなどで、
「人工地震」だの「人工台風」などと、
まことしやかに投稿している人たちがいます。
神を知らぬ、愚かな人たちだとしか思えません。
そんな人の上にも、
お日様の光を注いでくださる神様に感謝します。

改めて思います。
 人は、自然の前ではまったくの無力です。

神様、どうか大難を小難に
 小難を無難に為し給えと、祈ります。

災害が来ると、
宮中賢所にお籠りになって、
「災難が日本に来たのは、自分の不徳のせい」と、
神様に詫びてくださっている天皇陛下の御心を思うとき、
かたじけなさで、涙がこぼれそうになるのです。

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