国学院大学
「赤塚さん、国学院大学へ一緒にいこう」
と、
舩井勝仁さんから電話があったのはいつだったろう。
ユダヤのことを研究しているサークルがあって、
学園祭で講演を依頼したいとのこと。
今年は実現しなかったけど、来年以降のことや、
一度あって話をしてみるのもいいじゃない、ということで、
行ってきました、国学院大学。
渋谷からおぢさん二人、路線バスに乗って大学前で降りる。
サークルの代表者と会いました。
とてもいいヤツでした。
国学院大学は皇学館大学と並んで「神道科」のある大学で、
Nくんも神主になるのだと言っていました。
学生時代バンドでギターを弾いていた私は、
ロックンロールに青春を捧げていましたので、
経済学部なのに経済に疎い若者でしたね。
今年の大学祭でイスラエルのことを伝える講演会を企画していると学校側に申請したら、
イスラエルという言葉に過剰反応されたようで、政治的な講演は認められないと却下されたそうです。
ユダヤの研究というのもダメだそうで、「紅茶研究会」というような名称の秘密組織になっているようです。
手伝えることがあればなんでもやるから言ってくださいと、会議を終えました。
Nくんが、ミーティングのあと、
「博物館がありますからご覧になりますか」
と、言って案内をしてくれたのは、
大学内にある国学院大学博物館。
そこから驚愕の時間が始まることを、私たちは知る由もありませんでした。
「企画展・列島の祈り
ー祈年祭・新嘗祭・大嘗祭ー」
天皇の攘夷をひかえ、国民一人一人が知らなければならない大切なヤマトの祭り。
新天皇が即位されて最初の新嘗祭を大嘗祭と呼び、特別な儀式が行われますが、
四方拝と同じく、国民に知らされることはありません。
それがなんと!
大嘗祭の斎場である大嘗宮(神事の7日前に着工され5日間で建造されて、神事終了後その日のうちに解体)
の様子が事細かに描かれ、模型まであるではありませんか。
「悠紀殿」「主基殿」そして捧げ物である神饌まで。
私は生まれて初めて大嘗祭神饌を模型で見ました。
それに、
上皇が次の天皇に書き記した
「大嘗会供神饌秘説」など驚くべき文書が目の当たりにできます。
東京の渋谷の雑踏からほんの僅か離れた場所で、
こんなにも深い学びのときに恵まれるなんて、素晴らしいことです。
しかも、入場無料です。
縄文土器も土偶もたくさん展示されています。
そして今、
あの
大日本帝國憲法、そして教育勅語の草案の原文が展示されているのです。
もちろん井上毅の手書きの書類。
私は、井上毅の写真の前で、
手書きの文書の前で立ち尽くしました。
写真を撮ってもいいとのことで、
井上毅草案の大日本帝國憲法1条を写してきました。
「日本帝国ハ萬世一系ノ天皇ノシラス所ナリ」
そうハッキリと書かれています。
目には見えないけれど、
大きな力が働いて、そこに導かれたのだなぁと思えます。
そして、
自分の果たすべき役割を静かに伝えられた気がするのです。
今日で11月が終わります。
東京〜熱海〜二見〜伊勢〜名古屋〜大阪〜富山〜成田〜イスタンブール〜イスラエル〜佐世保〜諫早〜大村〜仁川〜パラオ〜ペリリュー島〜高知〜梼原〜東京・・・
12月も東京聖書塾から始まります。
そして新潟〜高知〜伊勢〜京都〜大阪〜熊本〜東京〜熱海〜岐阜〜博多〜北九州・・・
生かされていますこと、
魂いっぱい感謝します。