帰るところがあるから旅は楽しいのです
もうすぐパラオ、ペリリュー島への慰霊ツアーです。
また、
7月の後半には、ハワイ島
そして、
そのあとイスラエルツアーです。
24回目のイスラエルは、60名での旅です。
旅が楽しいのは、
帰るところがあるからです。
もしも、帰るところが無かったら、
それは
「流浪」であり、苦しみとなるでしょう。
さて、
私たちの人生も「旅」ですね。
人と出会い、学び合う旅、
わくわく生きる時間にも限りがあり、
やがて帰るときがきます。
それを
「死」 と呼びます。
誰もがみな、
生まれた限りは、必ず死にます。
「死をどう了解するか」
それが、私たちの課題でもあります。
どんなに愛し合っても、どちらも死にますから
必ず別れがきます。
大好きな人も、
大嫌いな人も、
それなりの人もすべて出逢った限り、別れがきます。
一番大事な自分も、
生まれた限り、死ぬ日がきます。
でも、死は終わりではありません。
かといって、始まりでもありません。
輪廻転生を繰り返す魂の通過点であり、
私たちは「死なない」のです。
それを、恐らく人類で初めて示してみせたのがイエスキリストです。
この世に生まれて、
数十年という旅の日々を経て、
肉体が老化してゆき、
滅びて朽ちてゆくプロセスを誰もが経験し、
時間を共有して学び合うのが、
今回の旅です。
ともに歩き、
ともに笑い、
ともに泣き、
ともに怒り、
ともに感動し、
ともに悲しみ、
死ぬまでの時間を共有して学びあう。
すべて「死ぬ」という事実のおかげで、
ともに「生きる」という気持ちが生まれます。
よかったですね、今日も目が覚めて。
世界中で、朝、目が覚めなかった人がたくさんいます。
いつか自分もその中の一人となります。
だから、
今日一日を精一杯喜んで生かされましょうよ。