当たり前にありがとう
心をみがき幸せに生きる70のメッセージ・・・
尊敬する武田数宏さんの新しい本がもうすぐ出版されます。
明日は、
こっそり打ち上げします。
何かの名目をこしらえては、武田さんと会うのが嬉しいわたしです。
推薦文を書かせていただきました。
「和(やわ)す国、日本に生まれた幸せ」
ある自己啓発セミナーで、講師が
「人は何のために生まれてきたのでしょうか?」と参加者に問いました。
様々な答えが返ってくる中、講師はゆっくりと大きな声で、こう言いました。
「人は幸せになるために生まれてきたんですよ」
しかし、
人類の歴史の中で、自分で自分を幸せにした人など一人もいません。
神様は、人間をそのようにお造りにならなかったようですから。
では、どうすればいいのでしょうか。
「人は人を幸せにするために生まれてくるのですよ」
武田数宏氏は、本書を通して私たちにそう語りかけてくださいます。
「そして、人を幸せにしたとき感じる気持ちが自分の幸せというのですよ」と、
静かに、70のたとえ話を通じて教えてくださいます。
魚に水が見えないように、
日本人に日本が見えず、
人には自分が見えないようです。
魚が水を知るのは、水から出たときでしょうか。
漁師に釣り上げられて、水から出て、水の中がどれほど素晴らしいところだったのかに気づいても、もはや手遅れです。
一番大切なものは、その中にいると気付けません。
私たちにとって、わずか数分止められたら死んでしまう空気に感謝ができないのと同じです。
いま、私たちは幸せの海の中にいるのです。
当たり前という奇跡の海の中にいることに気づくとき、
私たちは、いま、ここで、無限の幸せを感じることができるのかも知れません。
その「当たり前にありがとう」を、と武田氏は促してくださいます。
西洋の成功哲学では、こう教えます。
「成功とは、自分にとって価値ある目標を前もって設定し、
段階を追って達成すること」と。
常に「欠けている」自分は、足りないものを求め続け、永遠に満足を得ることはないでしょう。
旧約聖書・創世記の中で、アダムとイブは神に背き、食べるなと言われていた知恵の木の実を食べたため、神の罰として男は労働、女は産みの苦しみを与えられたとあります。
それで、聖書を元に生まれた西洋の文明の中では、労働は「罰」と捉えられています。
ところが、わが国では、
「働く」とは、「はた楽」
つまり、はた(周り)の人を楽にすることだと考えられてきました。
「手のひらは、もらうためよりあげるため。」
それが、私たち「和(やわ)す国」の人々の心根です。
また本書の5章には、「神話の息づく国、日本」として、伊勢の神宮のことが紹介されています。(引用ここから)
「「伊勢志摩サミット」に伴って、G7首脳が神宮を表敬をされたことは、まだ記憶に新しいところです。神宮の表敬は、伊勢神宮に代表される日本の精神文化や日本の心を理解してもらう目的で予定されたものでした。
私は神宮表敬のテレビ中継を見ていました。宇治橋鳥居前で安倍晋三内閣総理大臣がお迎えに立ち、次々と到着する各国首脳とにこやかに笑って握手を交わしました。最後に到着したオバマ大統領と安部総理が二人並び宇治橋を渡る様子に大きな感動を覚えたものです」(引用ここまで)
宗教とは、
1、教祖がいること。
2、教義があること。
3、教典があること。
この3つが揃わなければなりません。
しかし、わが国の神道はどれもありません、教えがないのです。
だから、他国の人々は日本には宗教がないのだと思っています。
確かに日本の神道は、他国の宗教とは異なっていることは事実です。
だが、それと、信仰心がないこととは別です。
わが国には8万1千余の神社があります。
神社には神主さんがおられ、人と神を取り持つ役割を担ってくださっています。
その祈りの頂点であられる大祭司が、天皇なのです。
天皇の仕事は、祈ること。
「天の下 四方のくに
おほみたから
広くさきはえ給えと申す」
朝な、夕な、国民の幸せ、国の平安、世界の平和を祈ってくださっています。
和す国だからこそ、宗教戦争もありません。
世界の首脳が揃って表敬ができる宮が、どこにあるでしょうか?
諸宗教和合できる宮が、どこにあるでしょうか?
世界に平和の風を吹かせるのは、和す国、日本からかも知れません。
日本が世の光となり、希望となり、灯明台となるときがきたようです。
一人光る、
みんな光る。
一人変わる、
みんな変わる。
その道標となるのが本書「当たり前にありがとう」なのです。
読み進めるにつれ、胸の中があつくなってきます。
そして、どうしてあつくなるのか、
黙っていてもわかりあえることも幸せのひとつのカタチだと想うのです。
本書を読み終えたとき、「和す国、日本に生まれてよかった」と、
幸せな気持ちになってくださいますように。」
きれい・ねっとから近日発売、乞うご期待でございます。
素晴らしい本ができあがります。