戦争が終わった日
小学校から高等学校まで、歴史の授業で日本のことを学んだはずなのに、
大東亜戦争のことは何も知りませんでした。
わかるように正しいことを教える先生は、
ただの一人もいませんでした。
そう、
本当にただの一人も。
私は、42歳になってから
祖国の国史を学び始めたのです。
最近では、
日本と米国が戦争したことも知らない若者が増えているそうです。
どちらが勝ったのかも知らないと言います。
ユダヤの格言で、
「記憶は贖いの秘訣であり、
忘却は流浪を長引かせる」という言葉があります。
歴史から目をそらさず、歴史に学び、今に生かす。
改めて、我々ヤマト民族が考えなければならない局面にきているようです。
ユダヤ人はこうも言います。
「歴史を失った民族は、
例外なく滅びる」 と。
72年前の今日、「大東亜戦争」が終わりました。
日本国建国以来2600有余年、初めて異国との戦争に敗けました。
負けてから、戦争の名前も
「太平洋戦争」と変えさせられました。
「このまま戦争を続けるのは、
日本国のみならず米国や世界を破滅に向かわせる。
だから、戦争は終わらせよう。
敗戦からの復興は容易ではないが、
力を合わせて、ともに日本を立て直そう。
私は常にあなた方 国民と共にある。」
という昭和天皇の御言葉のおかげで、
人類史上類をみない武装解除がなされたのでした。
沖縄以外のすべての県を、8年かけて励まして回ってくださった昭和天皇でした。
天皇のせいで自分の子どもを亡くしたのだ、と怒る人も多くあったでしょう。
しかし、天皇のお姿に触れるや、日本国民は慰められ、涙したと言います。
その「無私」のお姿は、
人の姿をしておられるが、
もはや神の領域にお住みの魂であったと思えます。
己を一切なくした慈愛の姿は、まさにキリストだとマッカーサーまでもが感嘆したほどです。
私たちが、いま
これほどまでに豊かな生活をさせていただけるのは、昭和天皇のおかげです。
終戦の時のご聖断、
同行のものが倒れるほどのご巡幸による、国民への励ましがなければ、
戦後の我が国の奇跡の復興はありえなかったでしょう。
そして、今の平和と豊かさを手に入れることはできなかったと思えます。
昭和天皇が崩御される半年前、全国戦没者追悼式に詠まれた御製です。
「やすらけき
世を祈りしも
いまだならず
くやしくもあるか
きざみしゆれど」
今日の日に、この御製を改めてかみしめたいです。
日本建国根本の心、
「八紘一宇」
そして、
「やまとこころ」の復興により、日本よみがえりのときです。
日本よ永遠なれ、と祈ります。
今日は、学校では教えないけれど、
日本人が日本人として生まれ直す、大切な日です。
正午には天皇陛下と心合わせて黙禱します。
日本人として生まれることができた奇跡的な今世のご縁、
感謝して合掌いたしましょう。
昭和天皇さま、ありがとうございます。
どうか天上界から日本再生の光を注ぎ、護り、支えてくださいますよう、魂いっぱいお願いいたします。
