新嘗祭
身体を清めた天皇陛下が
神々に新しい穀物を供えて、
神恩に感謝し、
自らもお召し上がりになる。
宮中祭祀の中で最も重要な儀式である新嘗祭が、
今日執り行われます。
全国の神社でも新嘗のお祭りがとり行われる、
わが国にとって大切な祭日が今日です。
戦後、日本の文化や伝統.、
とりわけ最も大切な「やまとのこころ」を根っこから刈り取ろうと連合軍は、この新嘗祭をなきものとしようとしました。
しかしヤマト人にとってこの上なく大切な新嘗祭を無くしてはならないと、先人たちは命がけで残してくださいました。
「勤労感謝の日」と名前を変えてまでも。
新嘗祭を大切にする人たちの中には、今日の日まで新米は絶対食べないと決めて生きておられる方もあります。
素晴らしいと思います。
天皇陛下が召し上がらないうちは食べない、と言う心意気を美しいと思います。
私は、新米をありがたくいただきます。
わが国の天皇は、国民皆が新米を食べたであろうこの時期に、
日本で1番最後に新米を召し上がる。
国民がみんな新米で豊かになったのを見届け、
それからご自分が食する。
それが私たちの天皇陛下です。
古今東西どの国の権力者、王様もまず自分が豪華絢爛に暮らす。
ところが、日本国の天皇は我が身さておき国民に、というお方なのです。
新米が国民に行き渡ったこの時期に、
自分が五穀豊穣に感謝し新米を今日召し上がられるという天皇陛下の御心を思うときに、まさに天皇陛下は私たちの御親だと思えてならないのです。
今日これから伊勢の神宮正式参拝をさせていただき、この大切な日を寿ぎたいと思います。
天照皇大神様に感謝を捧げて参ります。
長崎から私の聖書塾の塾生たちも7名はるばるやってきてくれています。
御垣内に案内してやまとのこころを大切にする祈りを捧げて参ります。
日本よ永遠なれ!という思いが湧かされてたまりません。
本当に日本に生まれてよかった!