旅は親友を生む
これまで様々な人に出会ってきました。
中には一所懸命アドバイスをくださる方もありました。
でも、
アドバイスや人助けと称して、
他人の人生に干渉する人の多くは、
淋しい人や不幸な人でした。
他人を助けている自分を見たくて、
自己重要感を満たしたくてかかわってこられます。
だから、
感謝を求めます。
それが気に入らない場合「恩知らず」と呼ばれます。
感情をぶつける人は、人を導くことができません。
また、努力して自分の嫌いなことだったけど、
歯を食いしばって社会的に成功したという人は説教を垂れます。
「若い時の苦労は買ってでもせよ」とか
「人生は辛いものだ」・・・
本当に買ってくれるのなら、売ってあげたいと思います。
人はみんな違うので、
その人が成功したやり方がうまくいくとは限りません。
だから、
アドバイスは何の役にも立たないと思った方がよいでしょう。
大体、相談に来るのは人の意見を聞きそうもない人です、たいていの場合。
頑固者はアドバイスに反発します。
人に相談しておきながら、
「でも」
と言います。
そして、
「赤塚さんはいいですね、
悩みがなくて」とか、言ってくれます。
最近は、気が長くなったのか、
キレなくなりました。
ところで、
糸川先生はイスラエルツアーの始めに、
必ずこう言いました。
「人生で大切な宝物が二つあります。
一つは、よき友。
もうひとつは逆境です。
この旅で、生涯付き合える友ができたら、
旅は成功といえるでしょう」
いま、私のまわりにいる親しい友人は、
ほぼみんなイスラエルの旅を経験しています。
誘ったけど行かなかったような人は、
やはり深く付き合えるご縁がなかったのかも知れません。
それと、
想像を超えた時空をともに旅することによって戦友のような感情が生まれるというのも事実なのです。
いまでは親友の舩井勝仁さんなどは、
イスラエルの旅を一緒にするまでは決して交わることもないと思っていたくらいです。
それが、
5回もイスラエルに一緒に行き、
トルコにも行き、共著の「聖なる約束」シリーズも5冊。
一緒に全国各地に旅しています。
彼は、私とまったく違う視座で生きています。
だから、普通だったら「合わない」という感情で片づけてしまうでしょう。
しかし、勝仁さんならこの局面をどうみるかな・・・という新しい視座が私の中に生まれています。
全く違う世界観が私の中に生まれたのです。
一緒に旅をするというのは、
素敵なことです。
知識が少ない人ほど、
自分の知識で何とかしようとします。
だから、
小さな世界で固まっていきます。
私はまだ、自分を知りません。
本当に充実した、最高に面白い人生を送るなら、
冒険をすることです。
そのためには誰かに教えてもらわなければなりません。
「自分を知り、自分を信頼する」
そのために学ぶのです。
社会的な評価や世間体は無関係です。
人生を共に歩き、或いは導く人との関係は
「魂の触れ合い」しかありません。
まず、いまここにいる自分を知ること。
今の自分を100%承認すること。
なぜならそこが、冒険の出発点だからです。
そして、
そこから、
どこへ旅するのか決める!
散歩してたらパラオに着いた、
なんてありません。
だから、
「決めた未来しか実現しない」
パラオに行くと決めた人だけが、
パラオに立っています。
追伸です。
11/22〜26 ペリリュー島慰霊
パラオツアー 2名キャンセルが出ました。