桑名聖書塾最終回でした。
今年は桑名聖書塾だけ開催してきました。
2年目、各地から三重県まで集ってくださった兄弟姉妹のおかげで、私もたくさんの気づきを与えてもらいました。
聖書の学びで、
もっとも大きなことは「語る」ことです。
本気で聖書を学び始めたのは、
16年前にシリアのダマスカスで、
パウロの声を聞いたときからです。
「お前は私のようにキリストを伝える。
そのままのお前を使う。
そして、どこに行くにも私が伴う」
以来、人前で話すようになりました。
聖書塾も、
長崎、大阪、神戸、名古屋、恵那、桑名と
続けて来ました。
出せば入る、そして深まる。
誠に聖書とは不思議な書物です。
聖書について書かれたものは無数にあります。
でも、
やはり聖書という大海原に船を出しましょう。
その航海は、人生を変えるかもしれないのですから。
そして、
旅は、どこに行くか以上に
誰と行くかですね。
「あの人が行くなら、私も行きたい」
と、言われるか
「あの人が行くなら、私は行かない」
と、言われるかで
人生は大きく変わります。
か
「あの人がいると、ホッとする」
と、言われるか
「あの人がいなくなるとホッとする」
と、言われるかで自分がどんな存在なのかわかります。
仕事の関係とは「信用」の関係であり、
交友の関係とは「信頼」の関係です。
交友とは「この人と交友しなければならない理由」が、ひとつもありません。
利害もなければ、外的要因によって強制される関係でもない。
あくまでも「この人が好きだ」という思いによって結ばれていく関係です。
人生の豊かさとは、そんな気持ちで会いたくなる友の存在を言うのかも知れません。
付き合わねばならない理由など何ひとつなく、
なんとなく会いたくて、
なんとなく幸せ。
生きていることの懐かしさに胸がふっと熱くなり、
そして、何故胸が熱くなるのか、
黙っていても分かり合える友がいる。
そんな友と旅するのが至福です。
聖書塾は心の旅。
旅に出る前より、旅の終わりにほんの少し大きくなった自分に気づく。
そして、終わりはまた新しい旅の始まりです。
来年2月から、東京聖書塾。
月に一度、ログハウスでもシャバットの集いをやります。
聖書に触れてください。
宗教の書物でなく、真理の源泉、智慧の書、
そして、ひとつへと繋がる扉なのですから。