赤塚高仁ブログ

海抜マイナス417メートルで御来光を仰ぐ

2019.11.06

 酸素の薄いところで高山病になるのと逆に、
酸素が濃いところで、命は癒され活性化します。

 世界最低の場所、
イスラエルの死海
海抜マイナス417メートル

 ここでは、酸素濃度が10%濃いだけでなく、
さまざまなミネラル分が空気中に濃縮されています。
息をするだけで、
エネルギーが高まってゆきます。

昼間多くの人でにぎわう死海も、
夜明け前、まだ暗い時間は誰もいない。

 そんな時間が好きです。

ひとり塩分濃度28%の塩の海に浮かびながら、
太陽がヨルダンの山から昇ってくるのを待っていると、
重力からも解放されて、
しばらく地球が止まります。

 昼間に温められた塩水が、
あまりの塩分濃度のため対流を起こせず、
外気に触れる水面が冷たく、
底のほうが温かいという不思議な現象を体験します。

子どものころ読んだ本に、
「誰でも浮かぶイスラエルの死海」とあり、
新聞を広げて浮きながら読んでいる人の写真が載っていました。

「あーーー!ここに行って浮かびたい!!」

死にたいほどあこがれました。
でも、
その場所に20回以上浮かびに来ることになるとは、
願った以上の人生です。

 さあ、今日はマサダに登り、
午後はエルサレムに上ります。

 私は幸せです。
 神さまありがとうございます。

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