父の誕生日
2016.09.12
昭和3年9月13日が、私の父「赤塚次良(じろう)」の誕生日です。
88歳になるのですね、生きていれば。
亡くなって、10年
あっと言う間にひと昔。
「お父さんがいないと私は生きていけない」
と、嘆いた母は、人が変わったように明るく元気になって、今日も走っています。
母も84歳、天皇陛下と同い年です。
なんだか父が天に帰るとき、ネガティブなものをもっていってくれたような気もします。
父が創業した赤塚建設も57年目を迎えました。
自然素材
超高性能断熱
生体エネルギー
ホルミシス
光冷暖
新しい時代の、新しい住まい方を提案する工務店として愛していただいています。
人類がこの世に誕生して以来、かつて死ななかった人はいません。
生まれたら死にます。
生の終わりに死があるのではなく、
生が終われば死も終わります。
ふたつは同じものだからです。
私たちには、「もう一つの死」が用意されています。
それは、すべての人に忘れ去られるときです。
肉の命は、せいぜい100年でしょう。
しかし、もう一つの命はどこまでも永らえます。
イスラエルに2016年前に生まれた一人のユダヤ人は、33年で地上の命を終えたけれど、
いまもなお世界中の人の心に生き続けています。
2500年前にネパールのルンビニで生まれ、80歳で死んだゴーダマシッタルダというインド人のことも、
世界中の人が覚えています。ブッダという名で。
自分が健康で長生きする努力も大切だけれど、
人のために命を使って、人の心に花を咲かせることは、もっと大切ですね。
私の父の次良さん、悪く言う人いません。
いい人でした。
家の中では不機嫌な日もあったけれど、世界で一番の父です。
私は、次良さんの長男に生まれてこれて幸せです。
親子でも師弟でも、真実の対話は死に別れてから始まるって、本当ですね。