赤塚高仁ブログ

益はなくとも意味はある

2016.12.16

掃除で日本を変えてゆく。

真の国士である、鍵山秀三郎さんとシリア、レバノン、ヨルダンと旅をしたのは15年前のことでした。
同じ年に2度も中東を訪ねたというのも、今思えば「聖なる約束」だったようです。
その旅の途中で、私はダマスカスでパウロの声を聞き、
聖書を学ぶことになってゆくのですから。
そして、キリストの伝道を始めることになったのですから。
 そんな旅の中で、バスの移動中、鍵山秀三郎さんから教わった言葉です。
「益はなくとも意味はある」
自分の利益に結びつかないことでも、周囲の人は社会・国家のために努力すること、
それ自体に大きな意味があるのです。
鍵山さんはおっしゃいます。
 「近頃は、見返りが保証されないことは損だという価値観の大人が多くなりました。
益がなければ取り組む意味はないという考え方です。
こうした風潮を助長しているのが、政治家です。
誰が考えてもできもしない高速道路無料化を掲げ、
民主党が政権をとればすぐに見返りがあるように喧伝しました。
それに期待した国民も国民ですが、無用な混乱だけを残す結果となりました。
 どれだけ得をするか、儲かるか、そんな目先の好都合を求める人が増えるほど、
社会は荒み、日本の国は悪くなります。
益はなくとも意味のある生き方を選ぶ人を一人でも多く増やしてゆかなければ、
日本の国はいずれ傾くでしょう。
 人はめざす目標がはるか遠くにあると、「そんなことは不可能だ」と決めつけ、
足を踏み出そうとしません。
けれども、どんな不可能と思える目標であっても、
今は遠くにあるというだけで、根気よく一歩一歩近づいていけば、
必ず到達できる。
 私はそう信じています」
 「益はなくても意味はある」
この言葉を、改めてかみしめ、心からうなづき、
そして、行動する今日でありますように。
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