神戸聖書塾忘年会
我が師、糸川英夫はイスラエルの旅の始まりに、
いつもこう仰いました。
「旅の目的はひとつでいいです。
それは、旅を通じて一生つき合える真の友をひとりつくること。
ひとりそんな友ができたら、
この旅は成功ですよ」
これまで25回のイスラエルへの旅をしてきました。
31年の時が流れました。
糸川博士とともに6回、
イトカワ亡き後その遺志を継いで19回。
延にすると1000人を超える方々をご案内させていただいたのですね。
聖書の現場であるイスラエルで読む聖書は、
足の裏から私の魂に流れ込んできたものです。
ガリラヤ湖の水が、2000年まえのイエスが発した言霊を
波動として記憶しています。
その水の記憶にアクセスするとき、そこにイエスと弟子たちの情景がまるで3Dのように立ち上がってくるのです。
ヨハネ伝を説く私の後ろに立つイエスを何人もの仲間が目撃しています。
ある教会の牧師さんは、イスラエルに行ったことがないと言いました。
私にしきりとイスラエルのことを聞いてきます。
百聞は一見にしかず、一度一緒に行きましょうよ、と言うと
「危ないからと、妻が反対するんですよ」
職業としての神職、聖日の集会での説教は、
神学校で習った聖書の知識なのでしょうね。
私は、
神学もわかりませんし、
教会に行かないのでキリスト教のことはわかりません。
でも、
イエスを魂から敬愛しています。
これまで名古屋聖書塾、恵那聖書塾、長崎聖書塾、大阪聖書塾、神戸聖書塾、桑名聖書塾、東京聖書塾、北九州聖書塾、広島聖書塾、北海道聖書塾と開催してきました。
求め渇く、くたびれた魂に命の水は流れたでしょうか。
ヨーロッパに伝わり、白人のメンタリティーで広まったキリスト教の福音というものは、私たちヤマト人には届かないのです。
だから、
イエスと直接つながることが、何より大切です。
一見日常生活とは関係なさそうな聖書塾ですが、
私たちがやがて帰る、もとの場所をイエスから学びます。
どんなひとも、どんな国に生まれようと、何をしていようと、
必ず死にます。
しかし、魂は死にません。
永遠の命です。
これからの聖書塾は、
アマテラスとイエス、ときに日蓮や親鸞、空海も呼び出して、
やまとこころの火を燃やす。
聖書を読み解きながら國史も学びます。
本気の仲間と祈りたい。
天皇陛下だけにお願いしている場合ではありません。
陛下は、お一人で十字架にかかろうとしてらっしゃいます。
たとえわずかでも、担わせていただきたいという願いが、沸かされてならないのです。
神戸聖書塾も半分が過ぎ、夕べは忘年会。
一年の旅ですが、仲良しの友が増えていくことが何より嬉しいのです。