赤塚高仁ブログ

終活のご相談

2016.10.12

不動産取引の資格を取って、30年以上経ちます。

不動産の会社を自分で起こしてからも30年ほどになるでしょうか。

仲介や分譲、様々な不動産取引を行ってきました。
三重県の宅建協会の役員もずいぶん長くやっていました。
私の心の中には、「土地は人間のものでは無い」と言う思いがあって、所有権というものにどこか違和感があります。
人生のある期間使わせていただくものだと信じてきました。
1999年我が師・糸川英夫が昇天した後取り組んだのが「定期借地権事業」です。
「前例がないからやってみよう」と言う糸川英夫の生き様を実践したかったのでしょうか、三重県では誰もやったことのない仕事に取り組んだのです。
三重県のみならず日本中でほとんどやってる人がいない時ようだと、後に分かるのですが。
土地を買って残りの予算で家を建てると言う考えを、土地の予算も家に回すという発想に転換すれば日本の家の世界標準に近づく、そう思いました。
ところが、地主様と言う保守的な方々は新しい考え方についてきて下さる方がいませんでした。
来る日も来る日も門前払い。
もうダメだと思うことが何度もありました。
そんな中で私の話を聞き、考え方に理解を示し土地を提供してくださった地主様のおかげで私は前進できたのです。
何年も通ってわかってくださった地主様のおかげで今の事業が成り立っています。
ある地主様から突然電話があり、少し話を聞いてくれないかとの事でした。
初めての出会いいただいてから 15年の時が流れたのですね。
夕べ、料亭に席を設け、お酒を飲みながら話しました。
地主様、少しお歳をめされたなぁと思いましたが、私も歳をとったようです。
元気でちょっとやんちゃだった地主様は、
「赤塚社長、あの時決断して本当によかったわ。
ありがとう。
私はこれから5年かけて就活入ろうと思う。
私の人生もあと5年だと思うから。
それで、すべての不動産をどのようにすればいいのか相談に乗って欲しい。
あなたにしか頼めない」
そうおっしゃる地主様ですが、もっと長生きしていただきますよ。
ただ、
様々なしがらみから解放され、
その後自由に解放された人生を送っていただくためにも、
良い仕事をさせてもらおうと心の底から思っています。
所有から解放されること、
人は次の世界に何も持ってはいけないのですから。
  目の前の人を幸せにするために、私は生まれてきました。
やることになったことを喜んでやるために生かされています。
やまとこころのキャンドルサービスは、死ぬまで続くのです。
   今日も生かされていること、魂いっぱい感謝します。
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