赤塚高仁ブログ

縁あって花が咲く

2019.05.16

 津から比叡平まで二時間弱
鈴鹿峠もいまでは新名神が通り、あっという間に走り抜けられます。

 私が小さい頃
父は毎月、家族を乗せて伏見稲荷へ参拝に行きました。
月の初めの日曜日は「伏見さん」
それが我が家の行事でしたが、鈴鹿峠を越える山道で車に酔うのが常でした。

 立派な高速道路を走りながら、
父のこと思いだしていました。

 商売上手な人ではありませんでしたが、
「ええ人」でした。
面白いこと言っては、人を笑わせるのが好きでした。
母は、父さんみたいになってはいけない、と、
父のいないところで私に言いましたが、
してはいけないというとこだけ、子どもはするもので、
父さんみたいな人に、私はなりました。

 6月7日になると、13回忌を迎えます。
78歳で父は天に帰りましたが、
最後の一言は「お母ちゃんを頼む、バイバイ」
と、手を振ったのでした。
今でもその声を覚えているし、
その姿が映像として刻まれています。

 よく、
「子どもは親を選んで生まれてくる」と言います。
選ぶなら、三浦友和と山口百恵の子どもに生まれたかったものですが、
私は赤塚次良の息子を選んだわけです。

 自分を知るということは、「縁を知る」ということです。
性格分析をしたり、瞑想をしたり、心理学のアプローチでは理解できなくても、
これまでの「縁を知って感謝する」とき、
自分の人生が明らかになります。

 私の人生でもっとも大きな縁といえば、両親です。

何故自分はそんなふうに感じるのか、そう考えるのか、そんな行動をとったのか、
あんなことを言ったのか・・・
両親の縁が、両親の言動が強く影響していることがわかります。

 還暦過ぎたいまでは、これまで出会った人間関係すべてが、
私という存在を創り上げてくれたのです。
さらに、
今から始まる人生では、創造した以上のすばらしい縁によって道が拓けています。
来年のいまごろは、
ベストセラー作家として日本各地で講演してまわっているはずです。

 縁あって花が咲く

性格判断や、占いや、自己分析や、心理解析などにお金を払わなくても、
紙とペンを用意して、時代時代のご縁を振り返ればいい。
そして、
知ることです、どんなご縁があったのか。
それに感謝するのです。

 縁が恩に変わります。

 すると、恩あって実を結ぶ

人生は、すばらしい

 今日はいい日だ!

父さんありがとう、
 父さんみたいになれて嬉しいよ
母さんを大切にして
 もう少し、こちらで人を喜ばせて生きていきます。

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