自分をニセモノと呼べる勇気
2017.02.06
元チェッカーズのフミヤくんが、大きなコンサートの楽屋で私に言うのです。
本番前で、
しかも、会場の周りにはファンが大行列して入場を待っている。
「こうじさん、僕なんてニセモノです。
どうしたらホンモノになれるんでしょうね」
びっくりしました、絶頂期のチェッカーズですから、飛ぶ鳥を落とす勢いでヒットチャートを賑わしていたのに・・・
いったい私は、フミヤに何を言ってあげればいいんだ・・・
・・・と、悩んでるところで目が覚めました。
まぁなんとリアルな天然色の夢だったことでしょう。
目が覚めてからも、あっちとこっち、どっちが夢かわからないくらいでしたから。
でも、いろんなことを考えさせられますね。
大抵、悪い状況の時に不安になり、好調で調子に乗るものです。
どんなに厳しい状況であっても、夢を失わず、目標を信じて、周りの人がどう言おうと信じた道を進む。
でも、有頂天になってもおかしくない状況がきたときには、謙虚に人の意見に耳を傾ける。
真の成功者とはこういう人なのだと思えます。
目指すものは人それぞれ違います。
道も無限にあります。
それでも、歩き方には何か黄金律があるように思えます。
三重県が生んだスーパースター植木等さん。
歌に映画に絶頂期
当時の東宝の年間売り上げの半分以上植木さんが稼ぎだしていたと言っても過言ではない、
そんなときのことです。
僧侶でもあった、植木さんのお父さんからの一本の電話。
「おい、等、 お前はいつになったら ホンモノになるんだ」
植木さん、この言葉は生涯忘れなかったと後に話しておられました。
そして、あの一言がなかったらきっとダメになっていただろう、と。
だれでもない、この広い宇宙でたった一つだけのユニークな存在である「自分」
私を生きてゆきましょう。
二度とない人生だから。