赤塚高仁ブログ

高松の夜

2018.08.13

学生の頃、お酒を飲まなかった私は、
大手ゼネコンの営業マンとなってから、
最初の洗礼は飲酒でした。

当時の四国支店は賃貸マンションに、
支店次長、総務部長、建築課長、単身赴任、独身みんな放り込まれ、プライベートなどありませんでした。
仕事が終わると、寮で風呂を沸かすのが新入りの仕事。
毎日風呂の当番でした。
そのあと、
おぢさんたちに酒を飲まされます。
湯呑みで日本酒を飲むので、
量がわかりません。
2度、
急性アルコール中毒で病院に担ぎ込まれました。
もう二度と酒など飲むものか、
と決めた晩も飲まされます。

23〜28歳
趣味はお遍路
88カ所 香川、徳島はバイクでまわり、
高知、愛媛は車や汽車で

当時の四国は、高速道路も電車もありませんでした。
ときがゆるやかに流れていました。

長く会っていなかった営業時代のライバルだった、
同業他社の営業マンだった親友に電話して呼び出しました。
あの頃、ほとんど毎晩飲んでた友です。
腹が出て、
髪の毛がなくなってたけど、
あの頃のまま。
なんと、
大手ゼネコンの四国支店長になってました。
来年定年だそうです。
同じ歳の私も、ずっと会社にいたら、
なんらかの肩書きをもらって、
定年を迎えることになっていたのでしょうね。

会社辞めたら、
田舎で農業やる、と笑いながら話す友。
よし、
お前の田舎に明日行こう!
と、
言うわけで
高知は足摺岬の近く
宿毛に向かっているのであります。
300キロ近くありますが、
いまは高速道路があるので楽。
かつて、
片道6時間運転して営業に行ってました。

四万十川は
綺麗でしょうね。
きっと
日本の夏が待っていてくれるはず。

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