22回目のイスラエルツアー
もうすぐ新しい元号が発表されます。
私は、イスラエルのガリラヤ湖畔、
ティベリアのホテルで、
日の出と共に発表を聞くことになります。
イスタンブール経由
イスラエルへの22回目の旅が始まりました。
私の旅の新しいパートナー、
ガイドのクニコさんは、
聖地で聖書を原語で読みたい、と、
18歳でイスラエルにやってきて、
40年以上この国で暮らしています。
イエスさまをお伝えしたいと、
語ってくださる言葉の一言一言が、
祈りです。
クニコさんに出会わせてくださった、
神に感謝します。
「建設会社の社長が、
どうしてイスラエルに
行くのですか?」
「聖書の話をするって、
クリスチャンですか?」
聞いてくださる人を納得させる説明などできず、
自分自身も揺れながら進んできました。
42歳のとき、
シリアのダマスカスのホテルで聞いた、
「お前は私のようにキリストを伝える」
という、
パウロの声。
そして、
「そのままのお前を使う、
そして、どこにいくにも私が伴う」
と言われ、涙が止まりませんでした。
夢か幻か、
よくわからないけれど、
そこから人生が変えられたのは本当です。
私が願うことではなく、
私に願われていることを生きる。
アタマで考えてもわかりませんが、
周りの声に振り回されることなく、
自分の魂が喜ぶことをさせていただく。
その喜びの波動が、
周囲を幸せにしてゆくのだと感じています。
それを
「ライフワーク」というのだと教えてくれたのは、
本田健さんでした。
それまで「天職」とか「使命」とか言葉にして、
生き方を求めていたけれど、
どこかしら無理で窮屈な感じが拭えないでいました。
去年5月、本田健さんとのイスラエルの旅の途中で、こんな会話がありました。
「赤塚さんって、建設会社の社長なのにどうしてイスラエルに20回も来ているんですか?」
いや、糸川先生の想いを伝えたくてね・・・
あと、聖書を伝えるのも使命のような気がして・・・
「そうすると、赤塚さんはクリスチャンなんですね?」
いや、キリスト教を伝えたいわけじゃないんですよ・・・
「赤塚さんにとってイスラエルは趣味なんですね?」
趣味というよりも、ほんの少し重い感じがします・・・
すると、
健さんは、こう言いました。
「赤塚さん、
イスラエルは、赤塚さんのライフワークですよ。
これだけの知識があって、
人を巻き込む力あって、
人を感動させて・・・
赤塚さんにしかできないことでしょ。
僕、めちゃくちゃ感動してますし、
人生揺さぶられてますよ、
このツアー。
糸川先生を超えて、
赤塚さんにしかできない大好きなことで生きてください。
赤塚さんがライフワークで生きていったら、
まわりが幸せで豊かになっていくんです。
決めてください、
日本とイスラエルの架け橋になって、
素敵な人生を送るって。
楽しいことや好きなことを追いかけていくと、
次から次へといろんなことが展開していきますから。
赤塚さんがどれだけ受け取るかです、
自分の人生から。」
そして、大切な万年筆を取り出すと、
「赤塚さん、このペンでベストセラー書きましょう。
プレゼントします。
僕に出来ることは、何でもお手伝いさせてください」
本田健さんとの出会いが、私の転機となりました。
それは、健さんの知識やノウハウが優れているからという理由ではなく、
彼の「在り方」が本当に素敵だったからです。
そして、
その旅を創造してくれた、
魂の友、舩井勝仁さんに心の底から感謝します。
人生を変える出逢い、
それは旅から生まれる。
旅の空の下で、
同じ景色に心動かして、
深いところで響きあう懐かしさに胸を熱くする。
さあ、
今回のイスラエルも、
聖なる一度きりの芸術作品となるでしょう。
來夢先生、神田昌典さん、望月俊孝さん、永松茂久さん、44名の素晴らしい仲間が集められました。
イスラエルは雨
冷たい雨が降っています。
雨のない砂漠にも雨が降りました。
嵐を呼ぶツアーが始まりました。
クニコさんは、
「大和民族の誇りと共に、
イスラエルへ恵みをもたらしてくださって、
ありがとうございます」
と、バスの中で最初の挨拶をしてくださいました。
あと四時間ほどで新元号が発表されます。
イエスキリストの活動した舞台、
ガリラヤ湖のほとりで眠れずに待っています。