10年は一昔
2016.12.18
12月16日17日、伊勢神宮の月次祭に合わせて「神話を体感する会」を開催させていただきました。
伊勢神宮では、毎年1,500回の祭りが行われているといます。
その中で最も重要とされる三節祭の1つが月次祭です。
10年前、修養団寺岡の中山靖雄先生とのご縁で第一回「神話を体感する会」を開催させていただきました。
あれから10年。
のべ1,000人ほどの良き仲間とこの日に伊勢に集ってまいりました。
12月の五十鈴川で禊をしてから、夜のお祭りを見せていただきます。
身も心も浄化される思いがします。
初めて、五十鈴川に禊をしたのはまだ20代でした。
河原にふんどし一丁で立っていると、凍えて死にそうでした。
暗闇の中、2月、真冬の川に入るのは恐怖でした。
「逃げ出したい!」
そんな思いでいっぱいの自分の目に、小さな明かりが見えました。
私たちが船漕ぎ体操や準備体操や深呼吸をしている間に、
誰かが無言で川の中に入りぼんぼりを掲げてくださっている。
そのぼんぼりの明かりが私に勇気を与えてくれました。
一生で 1回きりの体験だったはずですが、いつしか気がつけば私が川の中でぼんぼりを持って立つようになりました。
私が願った世界ではありませんが、私に願われていることを気づかされる 10年でもあったようです。
大和心のキャンドルサービスは、新しい章に入るのでしょうか。
第10回「神話を体感する会」をもって私は主催者から退きました。
講演活動も、イスラエルツアーも、月次祭の集いも終わりです。
たくさん止めることで止められない何かが見えるといいですね。
きたる年は何か大きな変化の年になる予感がします。
強い風が吹く前に、余分なものは捨ててゆきましょう。
軽く、そしてシェイプアップして流線型になり、
強い向かい風に立ち向かいたいものです。