第11回プチセミナー4/4「世界標準の家に住もう」
毎月こつこつと続けています、赤塚建設プチセミナー。
11回目となりますが、今回は、機能や性能、あるいはデザインといった部分のことではなく、
どうしてそんな機能の家がいいのか?
どうしてそんな性能が必要なのか?
なぜ、デザインが大事なのか?
一度、原点のことお話してみたいと思いましたので、
「世界標準の家に住もう」という大きなタイトルでお話させて頂きます。
お家を建てようと思う人は、ハウジングセンターに行ったり、広告を見て現場見学会に行ったりされますね。
そこでは、ニコニコ笑顔のセールスマンが身振り手振りでその家の特徴を語ります。
どこがどうちがうのか、それがどんなメリットがあるのか、自分たちが一番素晴らしいと語ります。
私もそうやってましたから、とにかく相手の聞きたいことではなく、「私の言いたいこと」をまくしたてるのです。
でも、どこにいっても同じように自分が一番すごいというわけですから、
とうとう何が本当に大事で、何が本当のことなのかわからなくなってしまうのですね。
結局、いくつかの工務店でプランを無料で描いてもらい、見積もりをタダでやってもらい、
一番安かったからそこに決めたという家が建ち並んでゆくわけです。
いえいえ、家家、そんなことはどうでもいいのですが、
細かなところに焦点をあてると、部分は精密に鮮明によく見えます。
ただ、それは方眼紙で言えば100マスの中の1マスを拡大してみていることになるので、その時、残り99マスを見落としているのですね。
そのことに自覚的である方がいいのです。
その1マスで得られたものが、残り99マスにも当てはまるかどうかは、わからないのですから。
物事を部分的に精密に見るということは、全体を見落とすということでもあります。
だから、そういう仕組みを知っていればこそ、その次のステップとして、部分と全体とを重ね合わせてみることができるのではないでしょうか。
そのためには、カメラを引く、すなわち離れてみる視座が常に必要だと思うのであります。
いつも私が言う
「魚には水が見えない、鳥には空気が見えない
日本人には日本が見えないし、人には自分が見えない」
それが、そのことです。
かつて私は、ロサンゼルスに会社をつくり、家のデザインもアメリカのデザイナーに発注していました。
材料もわざわざ飛行機に乗って買い付けに行きました、何度も何度も。
どうみても家づくりの考え方で、欧米は20年は先を進んでいます。
だから、徹底的に学びました。
日本にアメリカの家を持ってきてどうするのか、風土も習慣も違うのに、という人もありました。
しかし、いま誰も着物を着ていないし、馬にも乗っていません。
みんな洋服を着て、自動車に乗って、ロックンロールを聞いて、ハンバーガーを食べています。
でも、まず、真似ぶです。それが、学びの始まりです。
中途半端ではならないのです。
吉田松陰先生も、アメリカを知らなければ対等な付き合いをする日本になれないと、黒船に乗りこんでアメリカまで行こうとされたではありませんか。
工業化製品のような日本の住宅しか知らない人に、訴え続けて20年以上が過ぎました。
和魂洋才、やまとこころで建てる洋風住宅。
あれから20年、住めば住むほど元気になるECOハウスに到達しました。
おもしろい話になると思います。
4月4日13:00~15:00 赤塚建設セミナールームにて赤塚高仁がちょっと熱く語ります。
参加費は無料ですから、のぞいてみてください。
きっと目からうろこの2時間となります。