にんげんクラブ その3
2013.11.09
我が国の誓約
神と人との間の約束、それを説いたものが聖書だとすれば、ヤマト人と神との誓約もあるはずに違いありません。
天壌無窮の神勅こそ、ヤマト人と神との誓約ではないでしょうか。
「豊葦原の千五百秋の瑞穂の國は、これ吾が子孫の王たるべき地なり。爾皇孫、就きて治らせ。行矣。寶祚の隆えまさむこと、當に天壤と窮まりなかるべし」
いまの言葉に直すと、
「豊かな葦原で秋になると稲穂がたくさん稔る國は私の生みの子が統治すべき地である。なんじ皇孫よ、これから行って統治しなさい。元気で行きなさい。天つ神の靈統を継ぐ者が栄えるであろうことは、天地と共に永遠で窮まりないであろう」と。
神話がそのまま歴史的事実であるわけではありませんし、事実である必要もありません。
旧約聖書・創世記で、ノアの箱舟のノアが大洪水にあったのは六百歳の時で、そのあと三百五十年生きて、亡くなったのは九百五十歳だったとあります。
神話は、事実でなくとも、紛れもない真実であり、深い意味があります。
さて、その天壌無窮の神勅を具現化して「日本」という国家を建設し、八紘一宇、国民統合の基礎をお築きになられたヤマト人の父とはどなたでしょうか。
それが、神武天皇であります。