50代最後の年が
人間五十年、化天のうちを比ぶれば、
夢幻の如くなり・・ と、信長が好んだ「敦盛」の一節ですが、
人生は50年、
そんな時代だったのですね。
70歳まで生きるなんて、なんと稀な人か・・・
という意味で「古稀」と呼ばれました。
だから、20で成人し、
40年働いたら隠居して、10年ほど悠々自適に暮らしていたら、
あの世に帰れる・・・
人生70年時代の生き方は、定年退職まで無事に勤めあげることが大事だったようです。
「大過なく」生きるのがひとつの正解でした。
さて、現代です。
100歳になると銀の杯がお祝いとして国からいただけるそうなのですが、
何年か前から「銀メッキ」になったと聞きました。
同じ予算なのに、プレゼントする相手が多くなったためコストを下げなきゃいけないからです。
つまり、
100歳を超える人がとてもたくさんいるということなのです。
人生50年の時代から、
人生70年の時代を経て、
いまや人生100年時代を迎えたのです。
今日私は、59歳の誕生日を迎えました。
50代最後の一年に入っていくわけですが、還暦まで一年。
そこから40年。
どんな未来が待っているのでしょうか。
わくわくしてばかりもいられませんが、
考え方、生き方、働き方、暮らし方・・・すべてにおいて変革が迫られています。
舩井の勝っちゃんによると、これからAIの時代がやって来て、
機械が人間の仕事をほとんどこなすようになり、90%以上の仕事が機械にとって代わられるそうです。
医者や弁護士も機械の方が有能になるようです。
シンギュラリティ・・・特異点ということばは、糸川英夫博士から教えてもらいました。
過去の延長ではなく、
新しいポイントから物事が始まるということでしょうか。
変わる勇気
変えてはならないものを見分ける智慧
そして、変わらないものを受け入れる謙虚さ
機械(AI)ではない人間の愚かさを認め、
くだらない過ちだらけの自分を許し、
人として生きることの本当の意味を見据えながら、
私たちを生み出した大いなる創造主・・・サムシンググレートとつながりたい。
赤塚高仁、59歳になりました。
今日までよく死なずに生きて来られました。
今日からの仕事は、「生きる」ことです。
出逢ってくださった、ご縁あるすべての皆様に魂いっぱい感謝申し上げます。
生かしていただいてありがとうございます。