54歳間近にして占いのお勉強
東京は六本木で朝を迎えました。
我が師、糸川英夫博士の組織工学研究所があったところですから、しみじみ懐かしいのです。
何度、糸川先生の六本木オフィスを訪ねたことでしょう。
秘書の蛯名さん、どうしていますか?俳優座、フランスベッドのそばにあった、
糸川先生のスタービルも今はもうありません。
西洋占星学の権威でもあった糸川博士は、莫大な費用を投資して、コンピューターによる星の解析をしました。
生まれた年、月、日、そして正確な時間と場所を入力すると、その人が持って生まれた運命をはじき出すというシステムを構築したのです。
今では、インターネットでタダで誰でもできる、当たり前のようなことですが、昭和40年代には誰もやれなかったことなのです。
世間では、科学者が占いのをするのかとバカにしたと言いますが、糸川博士はド真剣でした。
「人は持って生まれた変えられないものがある。また、将来で変えられないものもあります。必ず死ぬ日がくるからです。
その宿命をしり、その間の人生という時間を精一杯誰かのために命を使うのが人間という存在です。
人は、星のかけらでできているのですから、星の影響を受けるのは当たり前のことじゃないですか」
そんな六本木で、澤田さんの号令の元、紫微斗数という中国伝統風水のセミナーが行われているのです。
講師は、世界的な風水師ラリーサング先生の一番弟子、Bibiアキコ先生。
テキストの内容もハンパじゃありません。
先生のレベルになると、その人の死ぬ日まで正確にわかるそうです。
それは、言わないのがルールだそうですが、恐るべき人類の知恵ではありませんか。
未来に起きることもほぼ決められて来ているのでしょうか。
だけど、そんな占いを学ぶことが主たる目的ではないように思えます。
運命に負けないで、毎秒毎秒、誰かのために生きる。
そして、大きな宇宙の力に生かされて、真の豊かな世界に入れられてゆく。
自分たちだけじゃなく、社員さんも、お客様も、みんなみんな幸せになるための手段。
ワシらが、レベルを上げて、神様が宿る家の作り手に相応しくなってゆくこと。
そのことで、みんなが良くなればいい。
澤田さんの祈りにも似た念いが胸にしみてきます。
さて、今朝も会場に向かいます。
星のかけらが集まって、豊かな世界に想いを馳せます