Godfather
本当に久しぶりに一日家にいました。
掃除をし、薪ストーブに火を入れ、溜まっていた書類を片付け、何日分かの新聞と本を読みました。
見ないで置いてあった映画も何本か見ました。
ハリウッド映画を見ると、ロサンゼルスに会社を作った頃のことも思い出されます。
泣きたいくらいあこがれた、アメリカの暮らしですが、陽のあたる部分だけでなく、アメリカの影も知りました。
20世紀は、まさにアメリカンドリームの時代だったと思えます。
モノが溢れ、所有する喜びを満たすために人は、走り続けたのですね。
勝ち組と負け組。
個人が満足し、幸せになることによって国も良くなる・・・アメリカ流の考え方をひと言でいうとそんな感じでしょうか。
そんな世界一の国と、真正面から戦った唯一の国、日本は、国を良くするためなら己の命は捧げますという精神だったそうです。
祖国を守るためなら、爆弾を積んだ飛行機で米国の船に体当たりをする。
そんな日本が怖くて、米国は日本を占領した後、日本を骨抜きにするために教育から「神話」を取り去りました。
民族とは、神話を共有することで成り立ちます。
国とは、歴史そのものだからです。
だから、歴史を失った民族は必ず滅びるのです。
人から歴史を取れは、もはや動物以下となるのです。
ま、そんなことふっと思いながら映画を見てたわけなのですが、いまから40年ほど前に見た「ゴッドファーザー」
改めて見ました。 3時間近い映画ですが、中学生の頃に衝撃を受けた映画です。
いやーーーー面白かった。
さすがに、時代を超えて残ってきたものは、本当のことがありますね。
若きアルパチーノが、善良な市民の顔からドンに変わってゆく姿、見事な変貌です。
ファミリーの絆、掟・・・ドン・コルリオーネは言うのです 「みんながよくなりゃいい」
時を経て、同じ映画を観てもまったくちがった感覚をおぼえる・・・自分の変化を見つめるのも大事なことだとしみじみ思ったのであります。