何のために家を建てているのか
伊勢での完成現場体感見学会、一日目が終わりました。
初めての地で、おなじ三重県とはいうものの何となく違う気配を感じましたね。
それでも、名前も知られていない津の工務店の完成見学会に十数組もの方が寒い中足を運んでくださったのですから、
本当にありがたいことでした。
今日もこれからトラックを運転して、伊勢に向かいます。
お伊勢さんに御挨拶してから、現場に入ろうと思います。
外壁の遮熱材のコテ塗り仕上げ、外貼り断熱材、内壁にはセルローズファイバー(新聞紙の繊維)というトリプル断熱。
室内は、1ミリのビニルクロスも合板も使わない自然素材の仕上げ。
もちろん、下地材にも合板を使っていません。
床は、30ミリもの厚さの北欧パイン材。
真冬でも暖かく、夏になるとさらりとするのは呼吸しているからですね。
畳の床にも木材のチップを使ったオールボードを使用し、畳表は生体エネルギーの熊本いぐさ。
壁仕上げは、アルカリ成分の強いスペイン漆喰。
湿気を調節し、空気を浄化し、100年ほどかけて硬化し続ける呼吸する壁材です。
その壁にも、外壁にも、そして基礎のコンクリートにも「生体エネルギー」が練り込んであります。
自然の岩石や、木々の葉っぱに汚れがついても自浄作用で綺麗になってゆくような能力が家全体に働くのです。
呼吸するトリプル断熱の壁、自然素材、生体エネルギーそして、生き心地の良いハウスデザイン。
何をとり上げても違うのです、工業化製品で作り上げられた量産メーカーの世界とは。
一日中、ずっと「住めば住むほど元気になる家・日出処」で来る人来る人に説明し続けているうちに、
改めてこの家に巡り合えた感謝がへその奥から湧いてきました。
生体エネルギーを私に伝えてくれた、オリベックスクリームのシマムラ社長夫妻。
島村不二夫さん、みどりさん。
お二人との出会いもイスラエルへの旅でした。
生体エネルギーを学ぶために、入会させてもらった研究会のリーダーが澤田升男さん。
そして、この究極のECOハウスとの出逢いがあったのでした。
知れば知るほど素晴らしい能力の家なのです。
澤田さんは、家づくりの天才です。
そんな方と出会わせてもらえたのも、天の采配でしょうか。
2011年12月津市シャロームタウンで最初のECOハウスを建てさせていただいてから今日まで、走ってきました。
改めて、完成した家の中にずっといて、家の性能、機能を繰り返して話しているうちに、原点に帰ることができたようです。
性能や機能ではなく、「価値」伝わっていなければ無意味であることを思い出しました。
あんまり熱心に話すものですから、あるお客様から「社長さんこわい」と言われてしましました。
つい、熱が入り過ぎて笑顔が消えていたのでしょう。
今日は気をつけて、笑顔で話します。
つい、性能や機能のことばかり話してしまっていましたが、3年前、この家のデビューのときには、この素晴らしい家がどうしてこの世に必要なのかを語っていました。
とうとう我が町に究極の健康住宅を建てることができた!という「喜び」を伝えていました。
そして、この家に住む御家族が健康に暮らし、笑顔で生きてくださることを祈りました。
家族が健康で、笑顔で、エネルギーを立ち上げてゆかれたら家庭が良くなり、地域が良くなり、日本が良くなる。
地球環境や天下国家のことは語りやすいけれども、私は、この家で日本のお役に立つのだと思いました。
間違った家造りで病気になってしまう人が増えています。
いつのまにか刷り込まれている、量産メーカーのための情報。
住宅が産業になってしまいました。
世界中で日本だけです。
どんな国でも、住宅は文化だからです。
土地を買わないで、借地して家を建てるというコンセプトも、少しでもいい家に住んでもらいたいという願いから生まれたのでした。
その、「いい家」という思いが引き寄せて出来上がったのがこの家です。
性能や機能は、これからも進化してゆくでしょう。
しかし、変わらない思い 「何のために私は家を建てているのか」は、変えることなく柱として心の中心に立てていきます。
大切なことを家が教えてくれました。
衣食住足りて、礼節を知ると言います。
最も遅れている住環境。
すべては住まうご家族の、笑顔と健康のため
聖地、伊勢で今日も顔晴ります! 見に来て、感じてください!!
究極のECOハウス 「日出処」