赤塚高仁ブログ

ヤマト 発進

2014.12.20

 東京に出て、一人暮らしを始めたのは18のとき。

37年前のこと。
夏の暑い日、渋谷パンテオンで宇宙戦艦ヤマトを観たのは19歳。
男友達と徹夜で並んだものです。
社会現象でしたね、ヤマトのブーム。
シリーズで、「さらば宇宙戦艦ヤマト、愛の戦士たち」を最後にヤマトを卒業した私です。
DVDはもちろん、ビデオもない時代ですから、何度も映画館に行きました。
ヤマト という響きに魂が反応したのでしょうか。
何度観ても、ラストの古代進と森雪がヤマトで特攻する場面で泣きました。

 あれから30数年、
また渋谷でヤマトを観るなんて!

 ことの始まりは、伊勢に来られた吉元由美さんのグループを神宮ガイドさせていただいたときに聞いたことです。
吉元由美さんがヤマトのエンディングテーマの作詞をしたと。
しかも、歌うは平原綾香さん。
タイトルは「グレート ハーモニー」
大調和・・・すなわち、大和、ヤマト。
映画が公開されたら、きっと一緒に観ましょうねと伊勢での約束でした。
そのときお出会いいただいた、東北大学の市江医師があの矢作直樹さんと仲良しで、ご縁つないでくださったのです。
市江先生も是非一緒に行きましょう、ということで仙台から出てきてもらいました。
もう一人、平山弥生さん。
由美さんのお友達も一緒に。
あ、弥生さんは、平山郁夫画伯のお嬢さんだって。
ヤマト世代の同級生です。

  アニメを映画館で観るなんて、スタジオジブリの他では本当に久しぶりのことでした。
すっかり顔が変わってしまった古代進たち。
アキバ系のキャラに感情移入するのは容易ではありません。
ああ、いつの間にかおぢさんになってしまったのですね。

 でも、古代君が言った
「僕たちは一人じゃない」
ガミラスの少佐の
  「同じところからきた」
いくつも魂に響く言葉がありました。
そして、タイトルは
『星巡る方舟』
散りばめられた神話のようなエピソード。
旧約聖書のノアの方舟が、宇宙を舞台に飛び立った。
それが、我らのヤマト。
ヤマトが人類の希望。
ノアの家族だけを救ったユダヤの神話から、
全ての人類の救済のために星巡るヤマト。
人類滅亡まであと45日
ヤマトよ、何処に!?

    ヤマトだ!

画面が暗転してエンディングテーマ
グレート ハーモニーが!
隣りに座っているのが作詞の吉元由美さん。
おぢさん、おばさんの四人はみんな泣いていました。

  その後、由美さんが予約してくれていた和食のお店で、
いい歳した四人組みは、宇宙戦艦ヤマト談義。
この映画のメッセージ、もう一度観て受け取りましょう。
そして、やまとこころのキャンドルサービス!

 映画館に足を運んでください。
エンディングテーマが流れる瞬間、大切なこと
思い出させてくれますから。

    私たちがヤマトに生まれた意味を




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