聖なる安息日
2012.04.15
日曜日
聖書の一番始まり、創世記に天地創造の物語があります。
光と闇が生まれ、天と地が別れ、陸と海ができ、生きとし生けるものがつくられました。
最後に、土から人が創られて、神は鼻から息を吹き込みました。
彼は、アダム(土の器)と名づけられ、人類最初の男性となったわけです。
ここまで聖書によると6日間。
息とは、ヘブライ語で ルアッハ 、霊という意味ですから、
日本語に訳された聖書では、本来の神話の命が弱まりますね。
神話は、民族の背骨であり、真実です。
事実である必要はないのです。
だって、天地創造が6日間で出来たっていう議論に加わる必要ないでしょ。
今回の宇宙の始まりは、137億年前のビッグバンだそうですし。
神話によって伝えられてきた、真実は、今も本当のことをワシらに教えてくれます。
創造主は、6日間で天地創造を終えて、7日目に休まれたとあります。
一週間は7日になり、7日目に休日が定められたのは、ユダヤ民族に与えられた神話が、
いまも生きているからなのですね。
神が休んだとされる安息の日、ふっと生かされていることの懐かしさに胸をあつくする、
そんなひとときがあってもいいですね。