第一回創世記
「聖書に学ぶやまとこころの会」
第一回スタートしました。
20年前毎月通った、名古屋国際センタービル。
糸川英夫の「創造性組織工学研究会」月例会でした。
糸川先生とアンさんは、信州から「しなの」で名古屋に到着されるので、お迎えに上がり、
一緒にヒルトンホテルで中華のランチいただき、会場に向かいました。
四日市のデパートが好きだったアンさんがお気に入りだった都ホテルが定宿でしたから、
勉強会が終わると、糸川先生を四日市まで送り、晩御飯も一緒でした。
ときには、うちのログハウスにも来てくださり、数日間滞在されたものです。
その会場で、私が毎月講座を開催するなんて、人生はまことに不思議なものですね。
10人ほどの会で、深く読み解き、聖書に親しんでもらおうと願ったのが始まりでした。
糸川英夫博士は、「聖書を宗教の経典にしてはもったいない、万国民に与えられた人類の知恵の書なのだから」と言いました。
27年前に聞いた糸川先生の聖書講義いまもありありと覚えています。
「モーセに学ぶリーダーの引き際」というテーマでした。
そこから私の人生も大きく変えられ、イスラエルへと導かれていったのでした。
13年前、シリアのダマスカスでパウロの声を聞き、
「お前は、私のようにキリストを伝える。そして、どこにいっても私が伴う」
本格的に新約聖書へと入っていったのです。
教会にも行ったことがなく、キリスト教など縁もゆかりもなかった私が、聖書の世界に入ってゆき、
繰り返し、繰り返し読み続けるうちに、ユダヤ民族にあった神との対話がわかるようになってきたのです。
神話、歴史、そして神とのつながり。
一度亡びたユダヤ民族が、再び建国された秘訣こそ、糸川先生が日本に伝えたかった大切なメッセージだったのです。
思い出の会場で、縁ある仲間と聖書を読もう。
そう思い立って声をかけたら、数日で満席になってしまいました。
メッセージは、瞬時に全国に届く・・・そんな時代なのですね。
会場を大きくし、教室にしてキリストを伝えようということにしました。
宗教を超え、人類の知恵の書であり、最も古い本であり、時空を超えて伝わる書物を読まずに死ぬのはもったいないですから。
ただ、読み方が容易でないだけで、そのコツさえわかれば魂に入ってきます、祖先の大きな愛が。
九州から飛行機で、四国から夜行バスで、東京から神奈川から大阪から京都から新幹線で・・・
なんと、50席もあっという間に埋まってしまい、キャンセル待ち状態。
これまでの私の人生の集大成。
この聖書講義をまとめ、聖なる約束の続編とします。
新しい本を書きます。
諸宗教和合、すべての宗教が手をつなぎますように。
それが、ヤマトの役割ですから。
それが、キリストの願いですから。
第一回創世記、旧約聖書の第一ページが開かれました。
50人みなで声を出して読みました。
ユダヤの世界に心の旅をして、そこからヤマトを発見するのです。
魚に水が見えないように、日本人に日本が見えません。
私たち一人ひとりが日本人らしい日本人になることが、天の願いでしょうか。
第二回は、信仰の始まり、ユダヤの父祖 アブラハムの物語を読み解いてゆきます。
聖書に学ぶやまとこころのセミナー、ついに始まりました。