アンさんを偲ぶ会
縁あって花が咲き
恩あって実を結ぶ
糸川博士の終生のパートナー、アンさん。
12月23日に亡くなって49日が過ぎました。
いまでもアンさんが急に電話かけてきてくれそうな気がします。
信州丸子で通夜、東京で告別式をしましたが、
アンさんと糸川先生が大好きだったログハウスで、偲ぶ会をしました。
和歌山のクリーンサワの澤社長。
この方の口癖は、「糸川先生のお蔭で世界特許が取れた」です。
クリーニングの世界で知らない人がいないほどの有名人ですが、衣服の研究のためにミスター着物の称号を持ち、国連大使として海外遠征されたり、社交ダンスの達人、お茶の名人として道を究める方です。
求道者としてクリーニングも極め、指導者としても各地で慕われています。
そして、発明したのが環境を汚さない「クリーンドライ」
世界的な発明だそうです。
世界各国で特許を取得されています。
前例のないその発明の原点が、糸川先生との出逢いだったと澤さんは言われます。
仲間たちがなつかしい場所に帰ってきました。
それぞれにそれぞれの時間が流れています。
変わったことたくさんあります。
でも、しわの数や髪の毛の色も量も変わっても、ひと言話すだけであの頃に戻れる。
アンさんが、糸川先生がいまもなお私たちの心の中に生きていてくださっているから。
どんなときも自分のことはあとまわし、いつも人のために生きていたアンさんが私の判断基準でもあります。
こんなときアンさんだったらどうするだろう?
このひとにアンさんだったらどのように接するだろう?
そんなこと思い出すのは大切なことでしょう。
アンさんを偲ぶ会、大事な「縁」を改めてかみ締めるひとときでもありました。
人生で一番大事なものは、「縁」だよと教えてくださったアンさんと糸川先生。
肉が滅びても、命は死なない。
だから、ずっと一緒に生きてゆくのです。