日高見
2011.12.03
仙台に行きました。
「神話に学ぶ、やまとの心」というタイトルの講演会を開いてもらいました。
講演に先だって、塩釜神社と多賀城に行きました。
仙台空港に近づくと、上空から三陸の海岸線が見え、無数の木がなぎ倒された傷跡がみえます。
仙台駅から仙石線に乗り換え、本塩釜へ。
塩釜神社の長い階段を見上げた時、涙がこみ上げてきました。
参拝を終え、大好きなお寿司屋さん「白幡しらはた」へ
店主の哲也さんの元気な姿に、胸が熱くなりました。
津波で二階まで海水が入り、いまも一階のトイレは使えません。
3.11の2:46、営業中でお客様がいたし、自分が逃げるわけにはいかない。
塩釜様の階段を登れば助かると思いつつも、建物の上に逃げたそうです。
建物が丈夫だったから助かった、という哲也さん。
目の前のお客様に一所懸命奉仕する。
料理を通して、塩釜に人を呼んで見せる、と笑う笑顔に神様が宿ります。
悩んでいるときの特徴は、目の前のことをやらず、まだ見ぬ明日の不安を数えるようです。
その夜の講演会は、自分が自分でないような感じがありました。
天に引き上げられた2万の御霊が支援してくれたのでしょうか。
突然天に還された東北の英霊が、軍勢となって日本を護ってくれていると感じます。
いつも忘れず、感謝していたいものです。